ビービット 台湾Omniscient社買収し新会社beBit TECH設立

ビービット(本社:東京都千代田区)は5月17日、2022年1月に発表した台湾のMarTech企業Omniscient Cloud Technologies,Inc.の子会社化について、5月6日付で買収手続きが完了したと発表した。今回の買収完了に伴い、新会社「beBit Technologies Inc.」(所在地:台湾・台北市、以下、beBit TECH)を設立した。
今後、beBit TECHは、ビービットが日本で展開しているユーザー行動分析ツール「USERGRAM」との融合を視野に、MA(Marketing Automation)ツール「OmniSegment」をはじめとするプロダクトのさらなる強化および日本市場への投入検討を進めていく。

JR四国 20年度は全18線区が赤字 瀬戸大橋線も

JR四国は5月17日、2019~2020年度の線区別の収支を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による外出制限に伴う鉄道利用者の激減を受け、全18線区が赤字となった。前回公表時点で唯一の黒字線区だった瀬戸大橋線が2020年度に赤字に転落した。
2020年度の営業係数をみると、最も大きいのは予土線の北宇和島-若井間の1401で、牟岐線の阿南-海部間の1185が続いた。全線区の平均は268だった。
100円の収入を得るために必要な営業係数が100を超えれば赤字で、数字が大きいほど採算が悪いことを示している。
鉄道事業は引き続き厳しい環境に置かれているが、同社は2023年春に予定する運賃改定で収支を改善させたい考え。

日本山村硝子 インドネシア連結子会社を解散

日本山村硝子(本社:兵庫県尼崎市)は5月16日、飲料用プラスチックを手掛けるインドネシアの連結子会社、Yamamura Utama Indoplas(以下、YUI)を解散すると発表した。
YUIは、東南アジアの飲料用プラスチックの製造拠点として2010年から生産を続けてきたが、新型コロナウイルス禍や原燃料費の高騰を受け、利益確保が困難になった。中期的にみても大幅な改善が見込めないため、経営資源最適化の観点から、解散を決めた。

コメリ タイ・チョンブリ県に5月下旬2号店出店

ホームセンターチェーンを運営するコメリ(本社:新潟市)は5月13日、タイ・チョンブリ県に同国2号店を出店すると発表した。現地法人のコメリ(タイランド)がチョンブリ県パナットニコム郡に小型店舗「コメリ・ハード&グリーン パナットニコム店」を5月下旬に開業する予定。店舗面積は約400坪(1,322㎡)。
同社は2021年6月、チャチュンサオ県パノムサラカーム郡にタイ1号店を出店、営業展開している。

スズキ インドで四輪・二輪新工場の土地取得発表

スズキは5月16日、インド四輪子会社マルチ・スズキ・インディアおよび二輪子会社スズキ・モーターサイクル・インディアが、インド・ハリヤナ州カルコダに四輪車および二輪車工場建設のため土地を取得することで同州と合意したと発表した。同州で四輪:約324万㎡、二輪:40万㎡の土地を購入する。
四輪の稼働予定時期は2025年、四輪の生産能力は25万台(初年度)。四輪の投資額は約1,100億ルピー。二輪の稼働時期および投資額は今後詰める。
同社の2021年度インドでの生産実績は四輪車約166万台、二輪車約75万台。

東急建設 フィリピンでODAの地下鉄工事を受注

東急建設(本社:東京都渋谷区)は5月16日、フィリピンで日本のODA(政府開発援助)案件「Metro Manila Subway Project Contract Package 104:Two underground Stations and Tunnels」をフィリピン運輸省より受注、5月5日に首都マニラで契約調印式を執り行ったと発表した。
同事業はインフラ整備計画「ビルド・ビルド・ビルド」のフラッグシップ事業案件で、同国初の地下鉄となる。フェーズ1の北側CP101工区(地下総延長6.8km、4駅、車両基地一式)は、先行開業区間として現在すでに着工しており、今回は残区間(地下総延長20.7km、駅数11駅)、北はケソン市より南はニノイアキノ空港ターミナル3を結ぶ重要路線のうちのCP104工区(Ortigas駅~Shaw駅)を約430億円(円換算、予備費含む)で受注した。

大創産業 シンガポールで3ブランドを海外初のワンフロア同時出店

大創産業(本社:広島県東広島市)は5月16日、シンガポールの中心地のジュロンポイントモールに5月25日、同社の主要3ブランド、100円ショップの「DAISO」、300円ショップの「Standard Products by DAISO」(以下、Standard Products)および「THREEPPY(スリーピー)」をワンフロアに同時出店すると発表した。
今回のシンガポール・ジュロンポイント店は、東京・銀座にオープンしたマロニエゲート銀座店に続く3ブランドの同時出店の2号店で、3ブランド同時出店は海外初となる。

塩野義 新型コロナワクチン12~19歳対象に治験開始

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は5月16日、開発中の新型コロナウイルス感染症の組み換えタンパク質ワクチンについて、青少年(12~19歳)350人を対象とした国内の臨床試験(治験)を開始したと発表した。
これは初回免疫(1回目・2回目)および追加免疫で3回目接種した際の安全性および免疫原性の評価を目的に実施し、臨床的有用性を検討するもの。同社では今後、小児(5~11歳)を対象とした臨床試験の開始も予定している。

日立 ベトナム郵便・ベトクレジットと協業開始

日立製作所は5月16日、ベトナムの国営企業Vietnam Post(以下、ベトナム郵便)およびベトナムの消費者金融機関、VietCredit Finance Company(以下、ベトクレジット)とともに、ベトナムでの新たな金融サービスの確立に向け、協業を開始すると発表した。
エンドユーザーとベトクレジットのオペレーターをビデオ通話でつないで個人ローンの申込・契約などを可能にする日立のタブレット型自動契約端末「C-ACM」を、5月よりベトナム郵便の40拠点で導入を開始し、今後ベトナム全土に展開するベトナム郵便の各拠点にこのサービスを拡大していく。
これにより、ベトナム全土にわたって、これまで金融サービスが行き届いていなかった農村部をはじめとする地方にも、都市部と同等の、便利で質の高いサービスを提供していく。