トヨタ自動車は4月27日、2021年度の世界販売台数が前年度比4.7%増の約951万台だったと発表した。過去最高だった2018年度の954万台に次ぐ2番目となり、新型コロナウイルスの感染拡大前の水準に回復した。北米やアジア市場がけん引し、海外販売は過去最高だった。
ただ、2022年度に入り世界生産は、中国・上海市などで新型コロナの感染再拡大で都市封鎖(ロックダウン)により部品調達が滞るケースや、供給網の混乱が散見される事態となっており、影響は想定より長引きそうで、先行きは不透明という。
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日産自 EVの再生バッテリー利用のポータブル電源開発
日産自動車(本社:横浜市西区)、JWCケンウッド(本社:横浜市神奈川区)、フォーアールエナジー(横浜市西区)の3社は4月26日、電気自動車(EV)「日産リーフ」の再生バッテリーを利用したポータブル電源をともに開発することで合意し同日、開発試作品を公開した。
今回の共同開発では日産は車載環境での使用を実現するためのノウハウを提供。JVCケンウッドはカーナビゲーションやドライブレコーダーなど車載機器やポータブル電源の開発で培った技術と知見を活かし、安全性はもちろん、ス用済みバッテリーの再利用に最適化した設計と製品開発を行う。フォーアールエナジーは製造時にCO2の発生のないバッテリーを、ポータブル電源で二次利用するための開発を行う。
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デンソーとUSJC 車載パワー半導体の生産で協業
デンソー(本社:愛知県刈谷市)と、台湾の半導体ファウンドリー大手のユナイテッド・マイクロエレクトロニクス・コーポレーション日本拠点、ユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン(本社:横浜市、以下、USJC)は4月26日、車載半導体の需要拡大に対応するため、USJCの300mmウェーハ製造工場におけるパワー半導体生産で協業することで合意したと発表した。
USJCのウェーハ製造工場に絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、IGBT)製造ラインを新設し、2023年上期に日本で初めてとなる300mmウェーハでのIGBT生産を開始する予定。
IGBTは、電動車のモーターを駆動・制御するために、直流電流と交流電流を返還するインバーターにおいて、電源・電流のオンオフを切り替える機能を持つパワーカードに使用される中核デバイス。