ルネサス 先進運転支援システムでホンダと協業拡大

ルネサスエレクトロニクス(本社:東京都江東区)は3月3日、先進運転支援システム(ADAS)分野でホンダ(本社:東京都港区)と協業拡大したと発表した。自動運転で協業している両社は、2022年に中国で発売される四輪車を第一弾として、次世代のHonda SENSING 360に向けて、ADASの中核となるECU(電子制御ユニット)のメインSoCにR-Car S4が採用された。両社はこれを通じ安全技術の向上に向けてADAS分野で協業を拡大していく 。

ホンダ バッテリー交換でインド国営石油HPCLと提携

ホンダは3月1日、インド現地法人ホンダパワーパックエナジーインディアと国営石油ヒンドゥスタン・ペトロリアム(HPCL)が覚書を交わし、バッテリー交換ステーションの整備で協力していくことで合意したと発表した。主要都市にあるHPCLの燃料小売店に交換ステーションを整備する。NNA ASIAが報じた。

山洋電気 台湾・台北市にテクノロジーセンター

冷却ファンなどを手掛ける山洋電気(本社:東京都豊島区)は3月2日、台湾子会社の台湾山洋電気股份有限公司が、所在地の台北市中山区の拠点内部にテクノロジーセンターを設置すると発表した。現地のニーズを捉えた技術サービスを行っていく。同社グループのテクノロジーセンターとしては、世界で3カ所目。4月1日の開設を予定。

ミネベアミツミ 大阪に開発拠点 関西で技術者採用

ミネベアミツミ(本社:長野県北佐久郡御代田町、東京本部:東京都港区)は、大阪市に関西を統括するための拠点を新設する。グループ会社間の情報共有をすすめるとともに、関西では初となる研究開発センターを設置する。研究開発から営業までの機能を1つのオフィスに集約し、200人体制で新たな製品開発やサービスの創出を目指す。
関西の企業や大学と協業するほか、電機産業などの強い基盤がある関西に拠点を設けることで、優秀な人材の獲得にもつなげたい考えだ。日本経済新聞が報じた。

DeNA インドでライブ配信アプリのサービス開始

IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA、本社:東京都渋谷区)は3月1日、インドでライブコミュニケーションアプリ「ポコチャ(Pococha)」のサービスを同日より開始すると発表した。
ポコチャは、ライバー(配信者)、リスナー(視聴者)による双方向コミュニケーションで、一緒にライブ配信を盛り上げるアプリ。2017年1月にサービスを開始し、2021年12月末時点で累計345万以上ダウンロードされている。

ISTとJAXA 小型ロケット用エンジンシステム技術で共創

インターステラテクノロジーズ(以下、IST)と宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は3月2日、新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指す「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(以下、J-SPARC)」の枠組みのもと、小型ロケット用エンジンシステム技術の研究開発に関する共創活動を開始したと発表した。
両者のこれまで共創活動を通じ、主要コンポーネント技術の実用化へのめどが得られたことから、次の共創活動(フェーズ2)として、個々の技術をシステムとしてインテグレートした小型ロケット用エンジンシステムの研究開発に取り組むことになった。両者がそれぞれエンジンシステムを構成するコンポーネントの設計・製作をを行い、JAXAが角田宇宙センターでエンジンシステムとしての組立および試験を実施、得られた試験結果を両者で共有する。
ISTは低コストな小型ロケット用エンジンシステム技術をZEROの開発に活用し、早期の実機打ち上げを目指す。

ジェイテクト 電動車用モーター部品の円筒研削盤開発

トヨタグループのジェイテクト(本社:愛知県刈谷市)は2月28日、電動車用モーター部品を加工する工作機械、円筒研削盤を開発したと発表した。4月に販売開始する。この円筒研削盤は電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など電動車に使われる部品を加工する際に使用される。環境負荷への低減や電動車需要の高まりに応える。

ヤマハ発動機 インドにモビリティ事業の新会社設立

ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)は3月2日、モビリティサービスの拡大を目的に、インドに新会社「MOTO BUSINESS SERVICE INDIA Pvt.Ltd.(以下、MBSI)」(本社:インド・カルナ―タカ州ベンガルール)を設立したと発表した。そして今回、同社から二輪車レンタルサービス等を行う現地モビリティサービスプロバイダー「Royal Brothers」に対して二輪車両の貸与を始め、事業を開始した。
MBSIは、シェアリングやタクシー業、物流サービス等を行うMobility as a Service事業者への二輪車両の貸与を通じて、現地企業との協業も含めアセットマネジメント事業の拡大を目指す。

極洋 タイ・サムットサコン県で水産物の生食工場稼働

水産物を中心とした食品加工を手掛ける極洋(本社:東京都港区)は2月28日、タイ・バンコクの西郊サムットサコン県で、寿司種やスモークサーモンなどを生産するKYOKUYO GLOBAL SEAFOODS Co.,Ltd.の生食工場が1月31日に竣工、2月から稼働開始したと発表した。
これにより、煮魚・焼き魚や寿司種、冷凍寿司など幅広い商品の製造体制が整備された。今年の生産量は2工場合わせて7,000トンを計画している。
工場の延床面積は既存の煮魚・焼き魚工場は2万152㎡、今回竣工の生食工場は9,646㎡。