日本プラスト タイで射出成形事業で第3工場竣工 4月より稼働

日本プラスト(本社:静岡県富士宮市)はこのほど、子会社の二ホンプラストタイランド(所在地:タイ・ラヨーン県、以下、NPT)が、射出成形事業の拡大とそれに伴う組み立てエリア、出荷エリア確保のために第3工場を建設し、1月11日に竣工式を行ったと発表した。4月より順次稼働する予定。

東芝 空調子会社の売却発表 合弁相手の米キャリアに1,000億円

東芝は2月7日、空調子会社の東芝キャリア(本社:川崎市)を売却すると発表した。東芝キャリアは東芝が株式60%、米空調大手のキャリアが40%を持つ。このうち55%を合弁相手のキャリアに約1,000億円で売却する。9月末までの売却手続き完了を目指す。これにより、連結対象から外すが、5%分は保有し続け、東芝ブランドでの空調機器の開発や販売は続ける。

東芝 2分割への修正を正式発表 2年で3,000億円を株主還元

東芝は2月7日、2021年11月に公表した分割案を修正すると発表した。グループ全体を事業ごとに3つに分割する計画だったが、2つにする。半導体を扱う「デバイス」事業のみ分離・独立させ、発電機器などの「インフラサービス」事業は本体に残す。当初案では両方の分社を予定していた。分割コストを圧縮し、株主の理解を求める。また、今後2年間で3,000億円を株主還元に充てる方針も新たに明らかにした。

トランスコスモス 中国四川省内江市に拠点新設 西南地域で初

ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)大手のトランスコスモス(本社:東京都豊島区)はこのほど、100%子会社の上海特朗思大宇宙信息技術服務有限公司(本社:中国・上海市)が、四川省内江市東興区にオペレーションセンターを新設したと発表した。デジタルに対応し、コスト競争力のあるコンタクトセンターサービスを提供する。中国西南地域では同社初のオペレーションセンターとなる。

コマツ 中国江蘇省常州市の合弁「小松常州」を完全子会社化

コマツ(本社:東京都港区)はこのほど、中国江蘇省常州市の合弁会社、小松常州建機公司を完全子会社化すると発表した。合弁相手の国機重工業団常林有限公司(所在地:中国江蘇省、常林)および住友商事からの出資を解消する形で手続きを進める。
小松常州建機は1995年に設立。現地の建設機械メーカー、常林などとホイールローダの生産会社としてスタート。その後、油圧ショベル等の生産も開始し、主に中国国内市場向けに製品を供給してきた。資本金は4,100万米ドルで、出資比率は小松(中国)投資有限公司85%、常林8%、住友商事7%。

東芝 2,000億円投じ石川県にパワー半導体の新棟 24年稼働

東芝グループの東芝デバイス&ストレージは2月4日、石川県能美市の工場、加賀東芝エレクトロニクス構内に計約2,000億円投じ、2期に分け自動車や産業機器に使う「パワー半導体」の製造棟を新設すると発表した。
今後中長期的に見込まれる需要の増大に対応し、生産能力を引き上げる。2023年春に着工し、2024年度中に第1期の稼働開始を予定。第1期分フル稼働時には、パワー半導体の生産能力を2021年度比で2.5倍に増強する計画。

インドIITハイデラバード校内にスズキ・イノベーション・センター

インド工科大学(IIT)ハイデラバード校は2月4日、同国の自動車最大手マルチ・スズキの親会社スズキとの知識共有を目的に、校内に「スズキ・イノベーション・センター」を設けると発表した。同センターはモビリティを含む幅広いテーマを対象に活動し、日印の技術開発と人材交流も支援する。NNA ASIAが報じた。

日本板硝子 高弾性・高強度ガラスファイバー「MAGNAVI」開発

日本板硝子(本社:東京都港区)は2月2日、耐熱性、電波透過性等のガラスファイバーの特性はそのままに、剛性と強度をさらに高めた新たなFRP・FRTP(繊維強化プラスチック)用補強材として、高弾性・高強度ガラスファイバー「MAGNAVI(R)」を開発したと発表した。
産業製品部材の軽量化、薄型化ニーズの高まりに応え、MAGNAVIは従来のガラスファイバーやカーボンファイバーでは対応の難しいい分野にワンランク上のソリューション提供を目指す。すでにワンプルワークを開始し、2022年下期より津事業所(三重県)での生産体制を整備し、順次販売を拡大していく予定。

ダイキン ストリーマ技術でオミクロン株の不活化効果を確認

ダイキン工業は2月3日、独自のストリーマ技術により新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が自然減衰と比べて99.9%以上不活化することを、大阪大学との共同で実証したと発表した。
同社は2004年よりストリーマ技術の効果検証として様々なウイルス、細菌、アレル物質などで取り組み、その効果を公的機関で実証してきた。新型コロナウイルスでも従来株やアルファ株、ベータ株、ガンマ株、デルタ株での不活化を確認。今回新たに、ストリーマを2時間照射することでオミクロン株でも効果を確認できたという。