ホテルオークラ マニラで12/28開業「オークラ」ブランド初

ホテルオークラは11月10日、フィリピンのマニラ首都圏で12月28日に「ホテルオークラ マニラ」を開業すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初計画から開業時期がずれ込んだ。「オークラ」ブランドとしてはフィリピン初となる。
同ホテルは、フィリピンの玄関口となるニイノ・アキノ国際空港に隣接する統合リゾート施設「リゾート・ワールド・マニラ」内に位置している。多彩なカテゴリーを備えた客室は全190室。和の趣が感じられるホテル自慢の「檜湯ルーム」(30室)とパレススイートルーム(16室)には、長野県南木曾町の檜を使用し、日本の職人が丁寧に仕上げた檜風呂を設えている。
開業に先駆け、宿泊予約の受付を11月10日より開始する。

ナブテスコ 中国・上海市に商用車機器事業で合弁,本格参入

ナブテスコ(本社:東京都千代田区)は11月9日、連結子会社のナブテスコオートモーティブ(本社:東京都千代田区)が、寧波合力科技股份有限公司(以下、合力科技)と中国・上海市に商用車機器事業の合弁会社を設立したと発表した。
新会社は「納博特斯克汽車系統(上海)有限公司」。資本金は1億500万円で、出資比率はナブテスコオートモーティブ51%、合力科技49%。商用車向け電動エアコンプレッサーおよびその部品の仕入れ、卸売り、輸出入などを手掛ける。商用車市場で世界に先駆けて電動化を推進している中国市場に本格参入する。

フランスベッド 除菌機能を持ち、折り畳み可能なマットレス

フランスベッド(本社:東京都新宿区)は11月10日、除菌機能を持ち、折り畳みできる「ノンスプリングマットレスAg-NS-01」と、敷ふとんが使用できる特殊床板(とこいた)「高強度スノコ床板」を同日より発売すると発表した。
マットレスは、東洋紡が開発した除菌機能糸「AGliza(アグリーザ)(R)」を生地に使用しているため、繊維に含まれる銀イオンにより、マットレスが除菌機能を持つ。折り畳めるため、コンパクト収納も可能。また、高強度スノコ床板は通常よりも厚み、横桟の数や幅を増やし、耐久性を高めたことで、敷ふとんがしようできる。ベッドフレームに敷ふとんを設置することで、立ち上がりが楽になり、また湿気もたまりにくく衛生的に使える。

西松建設 シンガポール地下鉄 377億円で新工区建設受注

西松建設(本社:東京都港区)は11月10日、シンガポールの国内8路線目となる地下鉄MRTクロスアイランド線第1期工事のうち、CR110工区(タンピネスノース駅~デフ駅間のトンネル建設工事、延長約2.9km)を発注者のシンガポール陸上交通庁(LTA)より受注したと発表した。契約金額は日本円換算で約377億円。同社の単独請負。工期は2021年11月9日~2029年12月31日。
この工事は、直径12.6mの大口径トンネルボーリングマシン(TBM)を使用して、延長2.9kmの複線仕様トンネルを建設するもの。シンガポールでこれまで施工された最大径のシールド掘削機となる。トンネルは地下約35mの深さに建設され、最も深い所では地下約50mになる。

スズキ インドで全面改良の新型「セレリオ」発売

スズキは11月10日、インド子会社マルチ・スズキ・インディア社が全面改良したコンパクトカーの新型「CELERIO(セレリオ)」を11月よりインドで販売を開始すると発表した。順次、中南米、アフリカなどへの輸出も開始する。セレリオは2014年にインドで発売して以来、コンパクトなボディに広い室内と荷室で好評を得ている主力モデル。今回初めて全面改良を行い、軽量化と燃費向上を図った。新型セレリオは、マルチ・スズキのマネサール工場で生産する。

スバル 世界向けEVを初公開 四輪駆動の技術の高さ訴求

SUBARU(スバル)は11月11日、初めて世界向けに販売する電気自動車(EV)「ソルテラ」の仕様を公開した。トヨタ自動車と共同開発したEV専用の車台を採用している。2022年中ごろまでに日本や米国、欧州などで発売する。EVでは四輪駆動の技術の高さなどをアピールし、従来のファンの需要を取り込む。
ソルテラは5人乗りの多目的スポーツ車(SUV)。トヨタのEV「bZ4X」tと基本のスペックは同じで、ソルテラもトヨタの日本国内の工場で生産する。前輪駆動車と四輪駆動車の2パターンを用意し、航続距離はそれぞれ約530kmと約460kmとしている。

マツダ 減産 倍増の20万台 今期純利益は円安などで上方修正

マツダは11月10日、半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大の影響による部品調達難に伴う減産台数が20万台になると明らかにした。5月時点では10万台としていたが、影響は2倍に上る見込み。
一方、2022年3月期の連結純利益見通しは、為替の円安などで従来予測の350億円から410億円に上方修正した。

日本酸素HD 日本,中国,韓国で電子材料ガスの生産能力2倍に

日本酸素ホールディングス(本社:東京都品川区)は11月8日、日本、中国、韓国で電子材料ガス、ジボラン(B2H6)ガスの製造能力を順次増強して、韓国では2022年上期までに、日本、中国ではそれぞれ2023年末までに倍増すると発表した。アジア地域の半導体メーカーの需要の伸びに対応、グローバルサプライチェーンの強化も進めていく。
増強拠点は日本が大陽日酸、中国は揚州大陽日酸、韓国はMatheson Gas Products Korea。投資額は非公表。

日本M&Aセンター タイ・バンコクに駐在員事務所開設

日本M&Aセンターホールディングス(本社:東京都千代田区)は11月9日、中堅・中小企業の合併・買収(M&A)を支援するサービスを提供する連結子会社の日本M&Aセンター(本社:東京都千代田区)が、タイの首都バンコクに8日付で駐在員事務所を開設したと発表した。近年増加するクロスボーダーM&Aの中でも、とくにニーズが高いASEAN地域への対応を強化する。
日本M&Aセンターは、2016年4月のシンガポール・オフィスを皮切りに、2019年10月にインドネシア駐在員事務所、2020年2月にベトナム現地法人、2020年3月にマレーシア駐在員事務所を開設し、クロスボーダーM&A案件のサポート体制を強化している。