ムロコーポレーション 中国湖北省孝感市に自動車部品子会社

自動車部品メーカー、ムロコーポレーション(本社:栃木県宇都宮市)は10月9日、中国湖北省孝感市に自動車部品の製造販売ならびに輸出入を手掛ける子会社を設立すると発表した。新会社の資本金は736万米ドル(約8億円)で、同社が全額出資する。2019年11月に設立し、2021年4月に稼働開始の予定。

JERA 台湾苗栗県の洋上風力発電事業に参画

東京電力・中部電力の折半出資によるJERA(所在地:東京都中央区)は10月9日、台湾のフォルモサ2洋上風力発電事業に参画するため、事業権益をマッコーリ社(所在地:オーストラリア・シドニー)より取得することで合意したと発表した。フォルモサ2洋上風力発電事業(出力:37.6万KW)は、台湾・苗栗県の沖合に47基の着床式風力発電機を設置し、発電した電力を台湾の固定価格買取制度に基づいて20年間売電するもの。       2019年10月より工事に着工し、2021年末から商業運転を開始する予定。JERAは日本政策投資銀行の支援を受け、フォルモサ2洋上風力発電事業の49%の権益を取得し、最大出資者として事業をけん引していく。

センコーグループHD タイで冷凍・冷蔵物流センター竣工

センコーグループホールディングス(本社:東京都江東区)は10月9日、グループ傘下で冷凍・冷蔵事を展開するランテック、並びにタイの外食チェーン企業のMK Restaurant Group Public Company Limited(以下、MKレストラン)との合弁会社M-SENKO LOGISTICS CO.,LTD(以下、M-SENKO)が、タイのサムットプラカーン県の3温度帯の「M-SENKO ロジスティクスセンターを竣工させたと発表した。タイ国内No.1のコールドチェーン展開を目指す。                                                                        新センターは約5万3,000㎡の広大な敷地に、延床面積約2万2,000㎡の建物があり、冷凍(-25℃)、冷蔵(0~4℃、4~8℃、6~10℃)の自動倉庫や可動ラックを備え、幅広い保管温度帯に対応する。バンコク市内から約28km、車で約30分(高速道路利用)、スワンナプール国際空港から約23kmの好立地にある。

フジテック,スリランカの電波塔に高速エレベータ納入

フジテック(本社:滋賀県彦根市)は10月8日、スリランカのグループ企業、フジテック・ランカが、南アジアで最も高い建造物となる、同国最大都市コロンボの電波塔「ロータスタワー」にエレベータ・エスカレータ14台を納入したと発表した。エレベータのうち3台は分速420mの高速機種で、スリランカ国内で最も速いエレベータとなるエレベータ6台と、ハンドレール下部照明に鮮やかなブルーを採用したエスカレータ8台を納入した。建設は2012年にスタートし、2019年9月15日に完成。高さ356mのタワーはコロンボのランドマークとして注目されている。

JERA バングラデシュ最大のサミット・パワー社の株式22%を取得

東京電力・中部電力の折半出資によるJERA(所在地:東京都中央区)は10月7日、バングラデシュで発電事業を手掛けるサミット・パワー社の発行済み株式の22%を取得することで合意したと発表した。サミット・パワー社は、バングラデシュの大手コングロマリット サミットグループ傘下の発電事業会社で、同国の発電容量の約12%に相当する約183万KWの発電設備を運営する、同国最大のIPP事業者。JERAは同国を重点投資対象国の一つと位置付けており、9月に初めて同国の発電事業に参画した。

フォーデジット タイにデジタルデザインで初の海外拠点

フォーデジット(本社:東京都港区)は10月7日、海外拠点としてタイにFOURDIGIT(THAILAND)Co.,Ltd.(以下、フォーデジット タイ)を設立したと発表した。同社にとって、デジタルデザイン領域では初めての海外拠点となる。これにより、タイ国内企業およびタイ駐在日系企業の顧客獲得を強化し、タイをはじめとする東南アジアのUX(ユーザーエクスペリエンス)デザイン市場牽引を目指す。

丸紅 MoBiolと藻由来の代替タンパクの飼料事業化で提携

丸紅(本社:東京都中央区)は10月7日、シンガポールに本社を置くMoBiol Holdings Pte.Ltd(モビオール ホールディングス、以下、MoBiol)と資本提携、並びに戦略的パートナシップに係る契約を締結したと発表した。MoBiolはパーム油の製造工程で発生するパーム油廃液(以下、POME)から、微細藻類(以下、藻)を利用し、代替タンパク・DHAを抽出するノウハウを保有する。両社は藻由来の代替タンパク・DHAの飼料原料としての販売可能性・テストマーケティングを含む事業化に向けた実証実験を実施することにより、POMEの処理過程で発生する温室効果ガスの排出、並びに水産養殖業の養殖用飼料としての天然資源依存という2つの社会課題の解決に向け、双方のリソースを活用し取り組んでいく。

住友商事 ベトナムBRGとスマートシティ開発目的の合弁会社

住友商事(本社:東京都千代田区)は10月7日、ベトナムの大手企業グループ、BRG Group Joint Stock Company(以下、BRG)と、ベトナム・ハノイ市北部ドン・アイン区の272㌶のエリアにおけるスマートシティ開発を目的とした不動産開発会社を設立したと発表した。この開発エリアは、ノイバイ国際空港とハノイ市中心部のほぼ中間地点となるニャッタン橋の北側に位置しており、第一期から第五期までの開発フェーズに分かれている。病院、学校、防災設備、セキュリティシステム、商業施設などに加え、緑・水路・桜並木を整備し、安全・安心な住環境のコミュニティの実現を目指す。5G、顔認証、ブロックチェーン技術の導入により、スマートシティとしてのサービス高度化を図り、ハノイ市の持続的な発展に貢献する。

生活クラブ生協連 ベトナム産の粗放養殖エビの取扱い開始

生活クラブ生協連合会(本社:東京都新宿区、以下、生活クラブ)は10月7日、殻が剥きやすく、殻ごと調理しても食べやすい、ベトナム産の粗放養殖エビ「殻むき簡単ファーマーズシュリンプ(L)」の取扱いを10月から開始すると発表した。これは稚エビを池に放つだけで、自然の力に成長を委ねる養殖法により育った「粗放養殖エビ」。収獲から4℃以下で管理し鮮度を保つ。さらに産地で1尾ずつ凍らせ出荷され、一度も解凍されることがないため、エビ本来の甘味としっかりとした身質が特徴。

三菱電機 インド・グジャラート州に自動車機器の新工場を建設

三菱電機は10月7日、インドにおける自動車機器の製造・販売拠点、Mitsubishi Electric Automotive India Pvt.Ltd(所在地:インド・ハリヤナ州、以下、MEAI)の新工場をインド・グジャラート州に建設し、インドの環境規制に対応した電動パワーステアリング用モーターコントロールユニット、GMR(巨大磁気抵抗素子)回転センサーおよびEGRバルブ(排ガス再循環装置用バルブ)の生産体制を拡充する。投資金額は約17億円で、稼働開始は2021年10月を予定。新工場は2階建て、延床面積は約2万㎡。