2025年大阪・関西万博のシンボルとして、ゼネコン3社のJV形式で建設が進められていた万博会場の1周約2kmの「大屋根(リング)」が8月21日、つながった。大阪府の吉村知事は同日の記者会見で、リングの愛称の一般公募を運営主体の博覧会協会に提案したと明らかにした。
リングは、柱や屋根材などに計約2万7,000㎥の木材を使用。柱と梁(はり)をつなぐ接合部分は日本の伝統的な工法「貫工法」をベースとした。
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竹中工務店 25年万博会場内に「森になる建築」8月に着工
竹中工務店(本社:大阪市中央区)は7月26日、「Seeds PaperPavilion(シーズペーパーパビリオン)」を、未来社会ショーケース事業出展(グリーン万博)の「森になる建築」として25年大阪・関西万博の会期中(2025年4月13〜10月13日)の来場者が休憩等に使うことができる仮設建築物として会場内に施設提供すると発表した。この建築物は8月に着工後、現地で3Dプリントを行い、2025年4月の完成を予定している。
Seeds PaperPavilionは、2020年ぁら2021年にかけて同社グループ従業員を対象に実施した「竹中グループが提案する25年万博パビリオンに関するアイデア」提案コンペで最優秀賞の選定されたもの。使い終わると廃棄物になる建築ではなく、みんなでつくる建築が種となり、使い終わったら森になるという未来の建築を描いた提案。最先端の3Dプリント技術と手づくりを融合させてつくる建築。すでに2023年5月より千葉県印西市の竹中技術研究所で大型3Dプリンターでの試驗を開始。今年4月に実物サイズの出力試驗に成功している。