大阪市・夢洲でカジノを含む統合型リゾート(IR)の運営を目指す「大阪IR株式会社」が違約金なしで事業から撤退できる権利「解除権」を放棄する方針であることが9月7日、分かった。これにより、日本初のIRが2030年秋にも開業することがほぼ確実となった。大阪IRは今後、大阪市から土地の引き渡しを受け、9月末にも準備工事に着手する見通し。
25年万博会場最寄りの大阪メトロ「夢洲駅」25年1/19開業
大阪うめきた2期「グラングリーン大阪」9/6先行開業
JR大阪駅北側の再開発地区、うめきた2期「グラングリーン大阪」が9月6日午前、先行開業した。開発テーマに「みどりとイノベーションの融合拠点」を掲げ、4.5haの広大な緑地公園を中心に商業施設やホテル、オフィスやタワーマンションの整備も進み、「大阪最後の一等地」に職住一体の街づくりが進められている。今回、北街区と複合ビルと公園エリアの一部が開業した。2025年春には南街区の複合ビルも開業し、2027年に全面開業を予定、その時点で年間5,000万人の来場者が見込まれている。
グラングリーン大阪は、2013年に開業したうめきた1期地区「グランフロント大阪」に続く、旧梅田貨物駅跡地「うめきた地区」再開発プロジェクトの第二弾。このプロジェクトには三菱地所、積水ハウス、阪急電鉄、オリックス不動産など9事業者が参画している。グラングリーン大阪の総事業費は約6,000億円で、1期も合わせると1兆数千億円に上る。
関西空港 開港30年 職員ら感謝 国際線の受け入れ能力拡大へ
大阪で防災「880万人訓練」1,800超団体, 地下鉄で避難訓練
大阪・中之島に日本最大級タワマン 関電不 57階1,100戸
イタリア 万博で紀元2世紀「ファルネーゼのアトラス」展示
12企業・団体の「未来の都市」パビリオンの展示内容発表
2025年大阪・関西万博で国内12の企業と団体が取り組む「未来の都市」をテーマにしたパビリオンの展示内容が発表された。このパビリオンは気候変動など地球規模の課題を解決しながら、誰もが幸せな暮らしを実現できる未来の都市がテーマ。会場でも最大規模の4,800㎡の延床面積に、実施主体の博覧会協会と12の協賛企業などがプレゼンテーション展示を行う。
日立製作所とKDDIは、持続可能な社会に向けた取り組みを行わなかった場合の2035年に生きる10歳の少年から”SOS”を受け取ったという設定の映像を上映するシアターを設ける。そこで来場者がスマートフォンなどを使って、今できる取り組みを選択していくことで、未来がより良い方向に変わることを体験してもらうコンテンツを展示するという。商船三井は船の帆で受けた風で船底のタービンを回し、そのエネルギーで水を分解して水素を生産し、運搬もする未来型の船の模型を展示する。