14年訪日外国人宿泊数は過去最高4482万人 観光庁

14年訪日外国人宿泊数は過去最高4482万人 観光庁

日本の観光庁の調べによると、2014年に訪日外国人がホテルや旅館などで宿泊した回数(延べ宿泊数)は前年比33.8%増の4482万人で過去最高を記録したことが分かった。円安や観光ビザ緩和などを受け、中国人が84.3%増の764万人で大幅に伸びた。外国人が使った金額も43.1%増の2兆278億円で過去最高だった。

都道府県別では東京都の1345万人が最多で、次いで大阪府が584万人、北海道403万人、京都府341万人と続いた。国・地域別では台湾783万人、中国764万人、韓国422万人の順となった。旅行での消費額を国・地域別でみると、中国人が前年の2倍超の5583億円で、全体の4分の1超を占めた。

ガルーダ・インドネシア航空 東部地域で5路線増設へ

ガルーダ・インドネシア航空 東部地域で5路線増設へ

ガルーダ・インドネシア航空は、北スラウェシ州マナド市のサム・ラトゥランギ空港発着5路線を年内に増設する計画だ。ガルーダ北スラウェシのデディ・イラワン・ゼネラルマネジャーは「デンパサール(バリ州)、ゴロンタロ(北スラウェシ州)、メロングアネ(北スラウェシ州)、ルウック(中部スラウェシ州)、トベロ(北マルク州)間の東部地域で路線を増設する。このうちデンパサール路線は毎日就航させ、ボーイング737-800(162座席)を導入する」と説明している。ビスニス・インドネシアが報じた。

ローソンがフィリピン・マニラ市内で1号店オープン

ローソンがフィリピン・マニラ市内で1号店オープン

ローソンは3月26日、同社とフィリピンの小売大手Puregold Price club Inc(PPCI、マニラ市)が30日、フィリピンのマニラ市内にローソン1号店「サンタアナ店」をオープンすると発表した。ローソン、PPCI両社は合弁会社「PG Lawson Company Inc」を通じて、フィリピンでの出店準備を進めてきた。今回の1号店出店以降、現地のニーズを検証したうえで出店を拡大し、2015年度中に50店舗、2020年度までに500店舗を出店する計画。海外でのローソン店舗の出店は中国、インドネシア、米国(ハワイ)、タイに次いで5カ国目。

関空国際線初の1000便超 15年夏ダイヤ 訪日観光反映

関空国際線初の1000便超 15年夏ダイヤ  訪日観光反映

新関西国際空港会社は3月24日、関西国際空港の国際線の15年夏ダイヤを発表した。中国や東南アジアでの訪日観光ブームを反映し、中国本土や韓国、台湾方面の新規就航、増便が相次ぐことで、7月のピーク時の便数は週1029便(14年夏比113便増)と、1994年の開港以来初めて1000便の大台を突破した。

中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空が関空を新たに拠点化し、成都・西安など4都市へ新規就航するなどLCC網がさらに拡大。LCC14社が21都市、週236便を就航させ、国際線旅客便に占める割合は26.8%に達する。アジア便週864便と全体の84%を占め、アジアへの就航都市数も45と国内空港最多となる。旅客便が週882便(同107便増)で、夏冬通じ過去最多。貨物便は週147便(同6便増)。

セブン銀行ATM タイ語など8言語加えて12言語対応に

セブン銀行ATM タイ語など8言語加えて12言語対応に

セブン銀行は3月24日、運営するATM(現金自動預払機)の画面表示を2015年12月から12言語に対応させると発表した。これまでは英語、韓国語、ポルトガル語、中国語の簡字体の4つだったが、新たに中国語の繁体字、タイ語、マレーシア語、インドネシア語、ベトナム語、フランス語、ドイツ語、日本語の8言語を追加する。同行のATMは海外で発行されたキャッシュカードやクレジットカードを使って現金を引き出せる。12月からは訪日客の9割超に対応できるようになるという。同行はコンビニエンスストア中心に2万1000台のATMを運営している。今年度の発行カードの利用件数は400万件を超えており、2000億円超が引き出されたという。

伊藤園・麦の穂 東南アのビアードパパで抹茶シュー

伊藤園・麦の穂 東南アのビアードパパで抹茶シュー

緑茶飲料大手の伊藤園と麦の穂(大阪市北区)は、共同開発した抹茶クリームを3月20日から、シンガポールで麦の穂が展開するシュークリーム専門店「ビアードパパ」で販売開始した。両社では今回の連携について、「抹茶(MATCHA)」という言葉が浸透しているシンガポールで、伊藤園の抹茶飲料の持つ香りや苦みと、シンガポールにおけるシュークリーム事業で際立った地位を確立しているビアードパパの、双方の良さ・強味を生かしたコラボレーションと表現している。今回、抹茶シュークリームを販売開始したのは、シンガポール西部の大型商業施設「ジュロン・ポイント」内のビアードパパの店舗。両社はインドネシア、マレーシア、ベトナム向けに販売する際のシュークリームの共同開発や、日本での提携も視野に入れている。NNAが報じた。

免税店1万店突破へ 訪日旅行客急増に対応

免税店1万店突破へ 訪日旅行客急増に対応

国税庁の集計や観光庁の見通しによると、免税店が2014年度中に1万店を突破することが確実となった。訪日外国人旅行客向けに消費税抜きで商品を販売できるのが免税店だが、円安や14年10月からの免税品目の拡大に伴い、急増している外国人の旺盛な消費意欲を取り込みたい店が続々と免税店になっているためだ。国税庁が毎年4月と10月に集計している免税店は、14年10月1日時点では9361店で、14年4月より3584店増えた。その後も増加の勢いは衰えていない。そのため、観光庁は今年4月1日時点で1万店を超えるのは間違いないとみている。同庁によると、スーパーやドラッグストアが相次いで免税店の許可を受けている。

北海道産牛レストラン3/28バンコクに開業 大平畜産

北海道産牛レストラン3/28バンコクに開業 大平畜産

畜産道内大手の大平畜産(十勝管内鹿追町)は、同社農場で育てた道産牛の肉を味わえるレストランを3月28日にタイ・バンコクにオープンする。同国を足掛かりに経済成長が続く東南アジア向けの販路を開拓する。同社は鹿追町で交雑種(F1)と黒毛和種を計4550頭肥育し、同町と札幌市で直営レストラン2店を経営している。タイではレストランの運営会社を設立し、バンコク中心部のスクンビット地区に店舗を構えている。北海道新聞が報じた。

訪日旅行客2月は月間最多の138万7000人を記録

訪日旅行客2月は月間最多の138万7000人を記録

日本政府観光局(JNTO)が3月18日発表した2月の訪日旅行客は、前年同月比57.6%増の138万7000人と月間最多を記録した。春節(旧正月)休暇を使った中国からの、観光と”爆買い”と呼ばれた、買い物を目的とした旅行客が大挙、訪日した結果、前年同月の2.6倍に達し35万9100人と大きく伸びた。また香港も同68%増の10万9400人となり、中国とともに単月として過去最高となった。