訪日客誘致へJNTOがジャカルタの旅行フェアに出展

訪日客誘致へJNTOがジャカルタの旅行フェアに出展
 日本政府観光局(JNTO)は、インドネシア・ジャカルタで3月21~23日開催された旅行フェアに、7団体と共同ブースを出展した。2014年のインドネシアからの訪日客数を前年比3割増の18万人に増やすための取り組みの一環。
アウトレットモールを含めた、世界の有名ブランド品を取り揃えたショッピングや、エンタテインメント性に富んだテーマパークパークなど観光地・日本の魅力を様々にアピールした。 
 ジャパンブースには三井物産グループ、三菱地所・サイモン、オリエンタルランド、ユー・エス・ジェイ、JR西日本、岐阜県などが出展した。JNTOジャカルタ事務所の伊藤亮次長は、今回ジャパンブースで情報提供したことで、フェアに出展した旅行代理店から日本行き商品の売れ行きが前年比で2ケタ伸びたとの報告を受けたと説明している。JNTOは20日にジャカルタ事務所を開設し、プロモーション活動を開始したばかりで、上々の滑り出しとなった。
 同旅行フェアは、インドネシア航空券販売代理店協会(Astindo)の主催で2011年から開催され、今回が4回目、日本のほか韓国、台湾、香港、マレーシア、タイ、など国外15機関、旅行代理店50社、航空会社10社などが出展した。各団体は6~7月の学校休暇や、7~8月のレバラン(イスラム教の断食明け大祭)休暇のピークシーズン向け企画商品を売り込んだ。

 

インドネシア国鉄が4月から運賃値下げ 最大半額も

インドネシア国鉄が4月から運賃値下げ 最大半額も
 インドネシアの国鉄は3月18日、全国で運行するエコノミー列車の運賃を4月から値下げすることを明らかにした。政府が鉄道補助金を前年の6820億ルピアから1兆2240億ルピアへ約倍増させたのを受けた措置。首都圏のジャポデタペックには最多の補助金6414億ルピアが配分される。これにより、長・中・短距離のエコノミー列車は半額~4割の引き下げとなる路線が多い。地元メディアが報じた。

 

コロワイド 台湾に「しゃぶしゃぶ温野菜」海外1号店

コロワイド 台湾に「しゃぶしゃぶ温野菜」海外1号店
  外食大手のコロワイドは3月26日、日本国内で295店を展開するしゃぶしゃぶチェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」の海外1号店を台北市内にオープンする。激戦の台湾鍋市場に参入し、多店舗展開を目指す。9月に台北市内に2店舗目を出す予定で、当面2年間で台湾全域に20店を出店する予定だ。NNAが報じた。
 1号店は20代の男女が多く集まる「東区」と呼ばれる繁華街に出店する。ターゲットとする顧客層は20~40代。肉や野菜が食べ放題の基本メニューは299台湾元(約1000円)、客単価は680元を想定し、月商210万元を目標とする。

インドネシアの小売り大手が年内に比マニラで50店舗

インドネシアの小売り大手が年内に比マニラで50店舗
 インドネシアの小売り大手スンブル・アルファリア・トリジャヤは3月19日、年内にフィリピンのマニラでミニマーケット「アルファマート」を50店舗設置する計画を明らかにした。同日付ニュースサイト「デティックコム」が伝えた。店舗のコンセプトはインドネシアとほぼ同様で、食品を含むインドネシア製の商品を取り揃える。フィリピン市場は、ミニマーケットの競争が激しくないため、十分に商機があると判断している。スンブル・アルファリアは2013年9月時点で、インドネシアにアルファマートを含む小売店8096店を運営。東南アジアでの事業展開を計画している。

JNTOが3/20 観光客誘致へジャカルタ事務所を開設

JNTOが3/20 観光客誘致へジャカルタ事務所を開設
 日本政府観光局(JNTO)は3月19日、インドネシアにジャカルタ事務所を開設すると発表した。東南アジア主要6市場からの訪日旅行者数は2013年、合計115万人を数えた。中でもインドネシアは域内最大の人口を擁し、前年比34.8%増の13万6797人に上った。
 このような中、インドネシアにおける訪日プロモーション活動を一層強化するために20日、JNTOとして14カ所目の海外事務所となる「ジャカルタ事務所」を、ジャカルタ市内スミットマス(Summitmas)オフィスビルⅠに開設し、活動をスタートする。24日に観光庁、現地旅行会社、航空会社、現地メディアなどを招き、シャングリ・ラ ホテルジャカルタで開所式典を開く。来賓として鹿取駐インドネシア日本大使、相星ASEAN日本政府代表部大使、インドネシアのエスティ観光創造経済省観光マーケティング総局長らが出席する予定。

比セブンイレブンが2ケタの増収増益 店舗は2割増

比セブンイレブンが2ケタの増収増益 店舗は2割増
 フィリピンでコンビニエンスストア「セブンイレブン」を展開するフィリピン・セブン(PSC)の2013年通期の業績は、売上高は前年比29.0%増の172億4000ペソ、営業利益は同44.5%増の10億ペソと堅調で、純利益は同46.7%増の6億8300ペソ(約15億5400万円)となり、2ケタの増収増益を達成した。景気が上向きだったことに加え、食事サービス分野が好調だったことなどが売り上げを押し上げたとしている。NNAが報じた。
 2013年末時点の店舗数は1009店舗で、前年末の829店舗から21.7%増加した。2014年の設備投資額は前年の倍増となる23億ペソを予定、新規店舗の開業や既存店舗の改修に充てる。

エアアジアX クアラルンプール~中部国際空港線就航

エアアジアX クアラルンプール~中部国際空港線就航
 格安航空会社(LCC)エアアジアの長距離部門は3月17日、クアラルンプール(KL)~中部国際空港線が就航したと発表した。第1便は定刻の同日午後4時20分に中部国際空港に到着。搭乗者は341人で、搭乗率90%に達したという。KL~中部便は、エアアジアXにとって東京(羽田国際空港)、大阪(関西国際空港)に次ぐ、日本との間を結ぶ3路線目となる。NNAが報じた。
 KL~中部便は毎週2往復、4便運航する。機材はエアバスA330-300型機を使用する。エアアジアXでは中部便の就航を記念し、エコノミークラスで片道299リンギ(約1万1000円)、プレミアムシートで999リンギから販売するキャンペーンを行う。販売期間は3月18~30日。搭乗期間は3月19~9月30日まで。

 

シティリンクが国際線6ルート就航 出稼ぎ需要に対応

シティリンクが国際線6ルート就航 出稼ぎ需要に対応
 国営ガルーダ・インドネシア航空の子会社で格安航空会社(LCC)のシティリンクは、今年国際線6ルートを就航させ、増えるインドネシア人出稼ぎ労働者の航空需要に応える。こうした方針に基づき、地元メディアによると、シティリンクはインドネシア労働者派遣保護庁(BNP2TKI)との間で、出稼ぎ労働者の予約の簡素化などを含め協力することで覚書を交わしている。
 この第1弾としてシティリンクは3月15日、利用客の6割を出稼ぎ労働者が占める東ジャワ州スラバヤ~マレーシア・ジョホールバル線を就航させた。4月からスラバヤ~マレーシア・クアラルンプール線も就航させる。このほか今年中にシンガポール、台湾、香港、オーストラリア・パース線も就航させる予定だ。
 インドネシア人出稼ぎ労働者は1カ月に5万人が飛行機で移動しており、シティリンクはBNP2TKIとの連携や、国内地方路線網を持つ強みを生かして集客していく方針だ。労働移住省によると、現在アジア太平洋地域で働くインドネシア人出稼ぎ労働者は約35万人に達している。そして、そのうち最多の15万人がマレーシアで働き、以下、台湾、香港が続いている。
 現在、インドネシア~マレーシア間を運航しているのはガルーダ・インドネシア航空、ライオン航空、エアアジアのみ。タイガー航空とマンダラ航空はルピア安によるコスト上昇を理由に閉鎖している。

旅客数2.1%増、発着回数3.9%増 香港の2月空港統計

旅客数2.1%増、発着回数3.9%増 香港の2月空港統計
 香港空港管理局(AAHK)が3月16日発表した香港国際空港(チェクラプコク空港)の2月旅客数(延べ人数、以下同じ)は前年同月比2.1%増の延べ476万3000人だった。貨物取扱量は1%減の24万8000㌧、航空機の発着回数は同3.9%増の2万8750回だった。数値はいずれも速報値。NNAが報じた。
 1~2月の旅客数は前年同期比6.6%増の990万2000人と堅調に伸び、中国本土から日本への旅行者が大きく増えた。AAHKでは、3月末には鹿児島への定期便も就航することが決定し、円安影響下で日本への旅行者数の増加が期待できるとしている。

ジャワ北岸鉄道の全線複線化 4月から運行 物流効率化

ジャワ北岸鉄道の全線複線化 4月から運行 物流効率化
 インドネシアのジャワ北岸鉄道(全長727㌔)の複線化工事が、3月中にも終了し、4月から運行を始める見通しとなった。所要時間短縮と運行本数の増加で物流の大幅な効率化が期待される。運輸省鉄道総局長が地元メディアに明らかにした。複線化後はジャカルタ~スラバヤ間の所要時間が現在の10~12時間から9時間になると見込まれている。運行本数は現在の84本から200本に増える。1年でコンテナ100万個分がトラックから鉄道に流れるという。
 同工事で、現時点で完工していないのは中部ジャワ州スマラン~スラバヤの区間だが、線路敷設は終了しており、残りは区間同士を接続するのみだという。北岸鉄道の複線化工事は2012年から始まり、9兆8000億ルピアの予算が投じられている。西ジャワ州チレボンからジョクジャカルタ、中部ジャワ州ソロを通ってスラバヤを結ぶジャワ島南線の複線化工事(総事業費9兆3000億ルピア)も進められている。