人材サービス大手のエン・ジャパンのまとめによると、8月の派遣社員の募集時平均時給は三大都市圏(関東・東海・関西)で、前年同月比70円(4.3%)高の1,686円となった。求人は経験者やスキルを持つ人材を中心に活発で、人材確保の動きが熱を帯びている。契約更新の時期に差し掛かる9月末を前に、時給はいぜん強含みの情勢だ。
60〜80代の職探し 48.5%「経済的な理由」年金だけでは…
年収500万円以上で高まる転職割合 23年度「経済財政白書」
45〜64歳の転職希望者5年で3割増 終身雇用の優位薄れ
6月求人広告17.6%増 26カ月連続前年上回る 都市部から地方へも
6月三大都市圏 アルバイト・パート時給2.8%高 夏のイベント需要
5月有効求人倍率1.31倍 2カ月ぶり低下 失業率2.6% 前月同水準
5月求人広告25.1%増 経済活動再開でサービスなど採用意欲旺盛
5月三大都市圏のバイト時給2.4%上昇 飲食と深夜帯に求人旺盛
リクルートがタウンワークなどの掲載情報をまとめた、5月の三大都市圏(首都圏、東海、関西)のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比27円(2.4%)高の1,150円だった。新型コロナウイルス感染症法上の「5類」移行により、飲食店の営業時間が広がり、深夜帯の求人が旺盛だった。訪日外国人客の増加を見込んだ求人意欲も反映した。
職種別では飲食店など「フード系」が1,111円と56円(5.3%)上昇し、3カ月連続で過去最高を更新した。「販売・サービス系」でコンビニスタッフが35円(3.5%)高、「アパレル販売」が42円(4.1%)高となった。観光ホテルの「製造・物流・清掃系」は34円(3.0%)上昇し1,154円となった。