人材サービス会社でつくる全国求人情報協会(所在地:東京都千代田区)のまとめによると、6月の求人広告件数(週平均、職種別)は、前年同月比17.6%増の144万9,614件だった。前年を上回るのは26カ月連続。東京や大阪などの都市部は1割前後の増加にとどまり、人員の補充が一服した感があるが、地方の求人広告件数が大きく伸びた。
6月三大都市圏 アルバイト・パート時給2.8%高 夏のイベント需要
5月有効求人倍率1.31倍 2カ月ぶり低下 失業率2.6% 前月同水準
5月求人広告25.1%増 経済活動再開でサービスなど採用意欲旺盛
5月三大都市圏のバイト時給2.4%上昇 飲食と深夜帯に求人旺盛
リクルートがタウンワークなどの掲載情報をまとめた、5月の三大都市圏(首都圏、東海、関西)のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比27円(2.4%)高の1,150円だった。新型コロナウイルス感染症法上の「5類」移行により、飲食店の営業時間が広がり、深夜帯の求人が旺盛だった。訪日外国人客の増加を見込んだ求人意欲も反映した。
職種別では飲食店など「フード系」が1,111円と56円(5.3%)上昇し、3カ月連続で過去最高を更新した。「販売・サービス系」でコンビニスタッフが35円(3.5%)高、「アパレル販売」が42円(4.1%)高となった。観光ホテルの「製造・物流・清掃系」は34円(3.0%)上昇し1,154円となった。