中国国家統計局の発表によると、6月の製造業購買担当者景気指標(PMI)は、49.5にとどまった。前月から横ばいで、2カ月連続で好調・不調の境目の50を下回った。受注が振るわず、景気の回復力はいぜんとして弱いままだ。PMIは製造業3,200社を対象に、新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査したもの。
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サハ東急, SPI,SkyDrive タイで「空飛ぶクルマ」事業を検討
東急(本社:東京都渋谷区)は6月28日、タイ大手財閥系企業サハグループとの合弁会社、サハ東急コーポレーション(以下、サハ東急)が、次世代エアモビリティ、空飛ぶクルマの開発・製造を手掛けるSkyDriveと、サハグループの中核企業、サハ・パタナ・インターホールディング(以下、SPI)の3社間で、タイにおける将来的な空飛ぶクルマを用いた事業実現可能性調査のための基本合意書を同日、締結したと発表した。
これに基づき、自動車による慢性的な交通渋滞や排気ガスによる環境汚染が社会課題となっているタイで、空飛ぶクルマ事業化を目指す。まずサハ東急が事業拠点の一つとしているシラチャを出発点として、SkyDriveが開発する空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SD-05)」を活用したユースケースを検討する。
KDDIとJAL ドローン3機を操縦者1名で同時運航, 配送に成功
KDDI(本社:東京都千代田区)と日本航空(本社:東京都品川区、以下、JAL)は6月28日、埼玉県秩父市吉田地区で5月15日に行った実証実験で、1名の操縦者が都内より遠隔操縦のうえ、ドローン3機体を同時に運航し、防災用品・食品を配送することに成功したと発表した。この実証はドローンの搭載カメラから歩行者を確認するなど一定の条件を満たせば地上の補助者や立ち入り管理措置が不要となるレベル3.5飛行で実施した。今回の実証はNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進する「次世代型モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト<ReAMO(リアモ)プロジェクト>」の一環として行われた。
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世界のEV販売割合 24年19%→30年45%へ 内燃機関車上回る
米コンサルティング会社のアリックスパートナーズの分析、まとめによると、2030年の世界の自動車販売台数が1億100万台に増え、このうち電気自動車(EV)が45%を占めると予測している。
その結果、2024年の予想販売台数8,900万台から、今後6年間で自動車販売台数に占めるEVの割合は2024年の予測値19%から2倍以上に高まり、ガソリン車など内燃機関車を上回る。この推移を主要自動車市場のEV構成比率でみると、中国では2024年の41%から2030年には77%に、米国では10%から41%に高まる。
大きな流れとして予想されるハイブリッド車(HV)とEVの販売台数を合わせた場合、自動車販売全体に占める割合は2030年に6割を超える見通しだ。これに引き換えガソリン車など内燃機関車は退潮著しく、2024年の68%から2030年には39%に落ち込むとみている。