東急建設 ベトナムACSD社と建築業務のDX化推進で協業

東急建設(本社:東京都渋谷区)は5月28日、ベトナムのAureole Construction Software Development Inc.(オレオ・コンストラクション・ソフトウェア・デベロップメント、本社:ベトナム・ホーチミン市、以下、ACSD社)と、建築現場におけるデジタル化の推進から定着およびその活用に向けた協業について基本協定を締結したと発表した。
ACSD社は三谷産業の100%子会社で、建築関連の設計図・施工図製作、BIMモデリング、積算・見積もり作成などのサービスを提供。日本国内の建築関連企業100社以上との取引実績を持つ。

高度4km上空から38GHz帯電波での5G通信の実証に成功

スカパーJSAT、_NTTドコモ、国立研究開発法人 情報通信研究機構(以下、NICT)、パナソニックホールディングスは5月28日、HAPS(High Altitude Platform Station:高高度プラットフォーム局)を模擬した小型飛行機を活用し、高度約4kmからの38GHz帯電波での5G通信の実証実験に成功したと発表した。
実験では①HAPS搭載用アンテナ・通信機器の追尾性能の検証②地上局アンテナ・通信機器の追尾性能の検証③HAPSネットワークへの回線の切り替え・制御技術の実証④電波伝搬路における降雨減衰補償アルゴリズムの検証ーの4点の検証を行い、すべての項目で目標が達成されていることを確認した。

日本の対外純資産 23年末471兆円 33年連続で世界最大 

財務省のまとめによると、日本の対外純資産は2023年末時点で前年同時期比51.3兆円(12.2%)増の471兆3,061億円に上った。証券の時価評価額が高まったほか、円安で外貨建て資産の円換算評価額が膨らんだことも寄与した。
対外純資産は日本政府や国内の企業、個人が海外に保有する「対外資産」から、海外の投資家や企業からの投資や借り入れなどの「対外負債」を差し引いたもの。国・地域別でみると、2023年末時点で日本に次いで多いのはドイツで、454兆7,666億円。以下、中国、香港などが続く。一方、世界最大の純債務国は米国で、対外純債務額は2,805兆2,713億円だった。

日本調剤 オンライン薬局「NiCOMS」専用アプリリリース

全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤(本社:東京都千代田区)は5月28日、自社開発したオンライン薬局「NiCOMS」のiOS版およびAndroid版のアプリをリリースしたと発表した。NiCOMSは日本調剤の全国の薬局とオンラインで患者をつなぐことにより、プライバシーが確保された場所で、薬の飲み方などの説明を受けたり、外出することなく薬を受け取ることができるサービスで、13万人以上が登録している。

今くるよさん 膵がんで死去”どやさ” 幅広い年代層に支持

お笑いコンビ、「今いくよ・くるよ」の今くるよ(本名・酒井スエ子)さんが5月27日、膵(すい)がんのため、大阪市内の病院で亡くなった。76歳だった。28日、吉本興業が発表した。
高校時代の同級生で同じソフトボール部だった今いくよさんとのコンビ漫才「今いくよ・くるよ」は、幅広い年代層に支持され、1980年代の漫才ブームの一翼を担った。とりわけ”どやさ”などのギャグはじめ、軽妙漫才が親しまれた。相方の今いくよさんは胃がんのため9年前に亡くなっている。

塩野義 グラム陰性菌治療薬「Fetroja」を台湾で販売開始

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は5月28日、グラム陰性菌感染症治療薬「Fetroja(R)」を台湾塩野義製薬股份有限公司(以下、台湾塩野義)が27日に台湾での販売を開始したと発表した。
Fetrojaは、塩野義製薬が創製したシデロフォアセファロスポリン系抗菌薬で、多剤耐性菌を含むグラム陰性菌の外膜を効果的に通過して抗菌活性を発揮する薬剤。台湾では2024年2月、台湾衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)から承認を取得していた。Fetrojaは現在、日本、欧州、米国を含め10以上の国・地域で販売されている。

京大と住友林業 世界初の木造人工衛星「LignoSat」完成

京都大学と住友林業は5月28日、2020年4月より取り組んできた「宇宙木材プロジェクト」で、約4年かけて開発した木造人工衛星(LignoSat)が完成したと発表した。6月4日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)へ引き渡す。
これは1辺が100mm角のキューブサットと呼ばれる超小型の衛星で、NASA/JAXAの数々の厳しい安全審査を無事通過。世界で初めて宇宙での木材活用が公式に認められた。今年9月に米国フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げ予定のスペースX社のロケットに搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)に移送する。ISS到着から約1カ月後に「きぼう」日本実験棟より宇宙空間に放出される予定。

いすゞ自動車 国内初 床フルフラットのEV路線バス発売

いすゞ自動車は5月28日、車内後部の段差をなくして床をフルフラットにし、高齢者などにも優しい設計とした電気自動車(EV)の路線バス「エルガEV」を発売したと発表した。床がフルフラットの路線バスは国内初という。
動力源となるリチウムイオンバッテリーは屋根上と車体後部床下の2カ所に配置した。乗車定員は70人。東京地区の希望小売価格は6,578万円。全国のバス事業者向けに年間150台の販売を見込む。フル充電時の航続距離は、時速30km走行で360km。

トヨタ 低排気量の小型エンジンを開発 PHV, HVへ搭載想定

トヨタ自動車の佐藤恒治社長は5月28日、燃費効率と小型化を追求した新型エンジンの開発を進めることを明らかにした。開発するのは低排気量の直列4気筒のエンジンで、2種類用意する。プラグインハイブリッド車(PHV)やハイブリッド車(HV)など電動車のモーターとの併用を想定し、高効率化を目指す。

北朝鮮「衛星」エンジン不具合で打ち上げ失敗, 空中爆発

北朝鮮の朝鮮中央通信は5月28日、同国の国家航空宇宙技術総局が27日、軍事偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1-1号」を新型の衛星運搬ロケットに搭載して発射したが、失敗したと報じた。新たに開発したエンジンに生じた問題が原因で、ロケットの1段目が飛行中に空中爆発したと伝えた。同通信によると、衛星は同国北西部・東倉里(トンチャンリ)の西海(ソヘ)衛星発射場から発射された。