台湾の頼清徳総統は10月5日行われた「双十節」(建国記念日に相当)の祝賀行事で、「中国は決して祖国になり得ない」と語った。台湾は、清朝を倒した辛亥革命の発端となった1911年10月10日を「双十節」と定め、革命の流れで建国された「中華民国」を正式名称とし、同年を起点とする独自の暦を使用している。
頼氏は祝賀行事で、台湾が今年「113歳の」誕生日を迎える」と述べ、1949年に建国した中国より歴史が長いと主張した。これは中国の習近平国家主席が9月30日に行われた建国75周年の祝賀行事で、「台湾は中国の神聖な領土」と述べたことに対抗した発言。
丸紅新電力 中国のGHREと再エネ電力調達の協業拡大で覚書
丸紅は10月7日、連結子会社の丸紅新電力(本社:東京都千代田区)が、Shanguhai Ghrepower Green Energy Co.,Ltd.(本社:中国・上海市、以下、GHRE)と、風力発電所の開発を通じた再生可能エネルギー電力の普及に向けて協業拡大を目的とした覚書を締結したと発表した。
これに伴いGHREおよびGHREが提携する開発会社が開発する風力発電所を発電事業者に譲渡し、その風力発電所の再エネ電力を丸紅新電力が最大5万KW(一基あたり500KW)、発電開始日から20年間引き取る取引について、2026年12月まで独占的に交渉する。
丸紅新電力は再エネ電力の取扱高を2030年、500万KW程度を目標として段階的に増やしながら、再エネ電力を広く顧客へ提供していく。
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在阪百貨店9月売上高 昨年プロ野球優勝セール反動で明暗
在阪百貨店・旗艦店の9月売上高は、半数以上の店舗で明暗を分けた。昨年プロ野球阪神とオリックスの優勝記念セールの反動によるもので、他の販促イベントなどで補いきれなかった店舗との間で明暗を分けた。
速報値によると、阪神梅田本店は前年同月比18.7%減で、1年5カ月ぶりのマイナスとなった。あべのハルカス近鉄本店もオリックスの3年連続のリーグ優勝の記念セールの反動で9.6%減と、2年7カ月ぶりのマイナス、大丸心斎橋店は0.3%減と、3年8カ月ぶりのマイナス。
一方、阪急うめだ本店と高島屋大阪店はプラスとなった。高島屋が前年同月比8.7%増となったほか、免税品売り上げが大幅に伸びた阪急うめだ本店は同13.1%増で、9月として過去最高を更新した。
里山の鳥類16種, チョウ34種が急減 絶滅危惧種に, スズメも
環境省と日本自然保護協会の調査によると、全国の里山などに生息する鳥類やチョウの個体数が、絶滅危惧種の基準に相当するペースで急速に減少していることが分かった。
106種の鳥類のうち16種の個体数が環境省のレッドリストで絶滅危惧種の基準に相当する年3.5%以上のペースで減少していた。例えばスズメは1年あたり3.6%減少していたほか、セグロセキレイが8.6%減少していた。また、チョウも103種のうち34種が年3.5%以上のペースで減っていた。例えば国チョウのオオムラサキは1年あたり10.4%、イチモンジセセリは6.9%それぞれ減少していた。
環境省によると、温暖化により生息に適していた地域が減少したり、里山やその周辺の管理が行われず、環境が変化したことが影響しているとみられる。
環境省は2003年度から住民や研究者と協力して全国およそ1,000カ所で生態系の変化を調査しており、2022年度までのデータを分析した。
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凱旋門賞 シンエンペラー12着, 重い馬場に最後伸びず
フランス競馬の世界最高峰レース、第103回凱旋門賞(G1、芝2400m)が10月6日、パリ・ロンシャン競馬場で16頭が出生して行われた。日本から今年こそ初制覇か、との期待を背負って参戦したシンエンペラー(牡3歳、坂井瑠星騎乗、矢作芳人厩舎)は、最後の直線、本来の伸びがみられず12着に敗れた。11度目の挑戦となった武豊騎手騎乗のアイルランド調教馬のアルリファー(牡4歳)も11着に終わった。日本調教馬は昨年に続き、雨で重たくなったロンシャンの馬場に沈んだ。日本調教馬とは一線を画す、課題の欧州競馬への対応で遅れをとる、厳しい現実をまたも突きつけられた。
優勝は英国のブルーストッキング(牝4歳)だった。
江戸期 大坂ー京都・伏見結ぶ三十石船10/13一日限定で復活
江戸時代、淀川を通って大坂ー京都・伏見(約40km)を往来した三十石船が10月13日、一日限定で復活する。開幕まで半年となる2025年大阪・関西万博周知、PRおよび観光振興のクルーズイベント「淀川クルーズFESTIVAL」の一環。枚方から上流で水深が浅い場所が複数あったが、国土交通省近畿地方整備局が川底を掘り下げ、上流を安全に航行することが可能となった。
13日に使用する一本松海運(所在地:大阪市北区)の観光船「辨天(べんてん)」(定員60人)は全長約16mで、三十石船を模した構造・大阪・八軒家浜船着場から、途中の枚方、八幡で乗客を入れ替えながら伏見まで航行する。
江戸時代、かやぶき屋根を備えた三十石船は上り約12時間、下り約6時間かけて往来。往時には1日320便を運航し、9,000人を運んだとされる・