羽田空港でJAL機炎上 乗客乗員379人脱出 海保機と衝突

東京・羽田空港で1月2日、日本航空機が着陸直後に海上保安庁の航空機と衝突し炎上した。幼児8人を含む乗客367人と乗員12人の計379人は全員機体から脱出し、いずれも命に別状なかった。海保機に搭乗していた職員6人のうち、機長は脱出して負傷、他の5人(副機長、整備士ら)は死亡した。2022年度の乗降客数が約598万人に上り世界有数の規模を誇る羽田空港で、航空機同士が滑走路で衝突するという異例の事故だった。

23年中国化粧品市場7.9%増の4兆円 ネット通販4割弱に

TPCマーケティング・リサーチ(所在地:大阪市西区)の調査によると、2023年の中国化粧品市場は、前年のマイナス成長から一転、前年比7.9%増の4兆30億円となる見込みだ。
中国化粧品市場は、新型コロナウイルス禍のもとで取られたゼロコロナ政策による主要都市で”ロックダウン”(都市封鎖)が実施された結果、大きな打撃を受けた。その結果、2022年の市場規模は前年比3.6%減の3兆7,100億円にとどまった。ここ10年で初めてのマイナス成長となった。
これをチャネル別にみると、オフライン販売はロックダウンの影響で低迷。とりわけ百貨店・」ショッピングモールチャネルでは、カウンセリング販売を中心に展開してきたブランドが、業績不振で化粧品販売コーナーから次々に撤退した。一方、オンライン(ネット通販)チャネルは経済停滞の中でも堅調に推移シており、市場全体のケル構成比が4割近くになっている。

サッカー代表 タイとの元日 国際親善試合5−0で勝利

1月12日からカタールで開幕するアジア・カップを控えた、サッカー日本代表のタイとの国際親善・強化試合が1月1日、行われた。試合は前・後半で対照的な展開となった。これは前半、日本が代表戦デビュー組メンバー主体で臨んだことと、タイが石井成忠監督指揮のもと、”守り”に軸足を置いた陣形を敷いたためで、日本は攻めあぐね、0−0で終わった。ただ、後半から順次、レギュラー組を投入し、重苦しい雰囲気が一変、実力の違いを見せつけ、5−0で快勝した。この結果、国際Aマッチ9連勝で日本代表の最多記録を更新した。

石川・能登地方でM7.6 震度7地震発生 大津波警報発令

気象庁によると、1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード(M)7.6、震度7の地震が発生した。これにより同庁は約4時間にわたり大津波警報を発令、日本海側の広い範囲に津波が到達した。その後も震源の周辺エリアでは、震度1以上の地震が9時間で90回以上発生した。これまでに石川県で5人の死亡が確認されている。
地震の規模は震度7を石川県志賀町で、震度6強を七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町で、震度6弱を中能登町、能登町、新潟県長岡市でそれぞれ観測した。
総務省消防庁はこの地震により1日夜時点で石川、福井、富山、新潟など9県で計9万7,000人超に避難指示が出ているとした。また、年始の基幹交通網が大きく乱れた。上越・北陸新幹線は一部区間で、2日午前も運転を取りやめる。

18歳成人 最少の106万人 辰年生まれは1,005万人

総務省が12月31日公表した2024年1月1日時点の人口推計によると、2005年生まれの新成人(18歳)は2023年に比べ6万人減の106万人で、過去最少となった。2005年は「合計特殊出生率」が1.26と2022年に並ぶ過去最低を記録した年。抜本的な少子化対策の必要性が指摘されながら、この間、ほとんど進んでいない”つけ”が、改めて浮き彫りになった。
辰年生まれは1,005万人だった。総人口に占める新成人の割合は0.86%で、男女の内訳は男性55万人、女性52万人。

25年万博「工事参画に興味ない」89.4% 全国の建設業者

全国建設業協会が各都道府県の協会に所属する1万8,000社余りを対象に実施した調査で、2025年大阪・関西万博のパビリオンや会場整備などの工事への参画について、89.4%が「興味ない」と回答していたことが分かった。「興味がある」と回答したのはわずか11.8%だった。大阪を含めた近畿エリアでも71.1%が「興味がない」と回答している。775社が回答した。
この調査結果について、専門家は「状況が見えず、不確実性が高いと受け止められていることの表れ」と指摘している。
興味はないとした理由について尋ねた質問では「地理的条件」78.9%、「施工余力がない」59.9%、「契約条件が不明」25.1%、「工期が厳しい」21.2%などが続いている。