阪神 岡田監督 今季で退任 後任候補に藤川球児氏

阪神の岡田彰布監督(66)が今季で退任することが明らかになった。今季は2年契約の2年目だった。チームは球団初のセ・リーグ連覇を逃したが、2位が確定している。後任の候補にはOBで球団本部付スペシャルアシスタントの藤川球児氏(44)が挙がっている。
岡田監督は大阪府出身。1995年に現役を引退。監督として2005年に優勝。2022年オフに再び監督に就任、昨季は18年ぶりのリーグ制覇、38年ぶりの日本一へ導いた。阪神監督の通算7年間で6度、Aクラス(3位以上)入りし、球団歴代1位の通算552勝の輝かしい記録を残している。

パドレス プレーオフでブレーブスに連勝 ドジャースと対戦へ

米大リーグのプレーオフは10月2日(現地時間)、各地で3回戦制のワイルドカードシリーズ第2戦が行われた。ナ・リーグはダルビッシュ有と松井裕樹両投手が在籍するパドレスが本拠地・サンディエゴでブレーブスと対戦。5−4で下し2連勝で勝ち上がった。5日(日本時間6日)からの地区シリーズ(5回戦制)で、大谷翔平選手と山本由伸投手が在籍するドジャースと対戦する。ブルワーズはメッツに5−3で逆転勝ちし、1勝1敗とした。
ア・リーグは菊池が在籍するアストロズがタイガースに2−5で敗れ、2連敗で敗退した。ポストシーズンを見据え移籍したはずで、3戦目に登板が予定された菊池雄星投手は、登板機会がないまま終わった。ロイヤルズはオリオールズに2−1で勝ち、2連勝で地区シリーズに駒を進めた。

米タイム誌「次世代の100人」にアンナ・サワイさん選出

米国の雑誌「タイム」は様々な分野で世界をリードすると期待される「次世代の100人」を発表。ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』に出演し、今年のエミー賞で主演女優賞を受賞したアンナ・サワイさんが選ばれた。SHOGUN 将軍のプロデュースと主演を努めた真田広之さんはアンナ・サワイさんについて「どんな役でも演じることができ、何でもこなせる才能がある。今後ますます活躍の場を広げていくだろう」とコメントしている。

日本 パレスチナの消防機材整備に12.08億円を無償支援

日本政府は、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区3県の消防機材整備に12億800万円の無償資金協力する。同地区のジェニン県、ラマッラ・アルビーレ県、トゥルカレム県の激しい爆撃等による火災発生件数は、西岸地区の火災発生件数の約半数を占める。一方、これら3県に配備されている消防能力は、車両の老強化と車両数不足で極めてぜい弱な状況にある。このため、消防機材整備が喫緊の課題となっている。

落語家「三遊亭円楽」の名跡 三遊亭王楽さんが25年2月襲名

テレビの演芸番組で長年親しまれてきた落語家「三遊亭円楽」の名跡を三遊亭王楽さんが、2025年2月に七代目を襲名することになった。王楽さんは46歳で、五代目燕楽さんの最後の弟子。2009年に真打ちに昇進している。父親は三遊亭好楽さん。
圓楽の名跡はテレビ番組「笑点」の司会者として長年親しまれた五代目と、毒舌のキャラクターで人気があり、2年前に亡くなった六代目がよく知られている。

日米同盟深化で一致 石破首相 バイデン大統領と電話会談

石破首相は10月2日、米国のバイデン大統領と電話会談を行い、日米同盟の抑止力と対処力を向上させる重要性で一致した。首相は「日米同盟の強化は政権の最優先事項だ」と述べ、「国際秩序の中核を担うグローバルパートナーとして引き続き緊密に連携していきたい」と呼び掛けた。そのうえで、日本の防衛力強化に向け、防衛予算と装備の充実を図っていく考えを伝えた。
両首脳は①覇権主義的な行動を強める中国を念頭に、日米韓、日米豪印、日米比などの同志国の多国間ネットワークを発展させていく②北朝鮮による拉致、核・ミサイル問題やウクライナ情勢を巡り、協力するー方向性や方針を確認した。

正倉院「開封の儀」天平期の宝物57点を正倉院展に展示

聖武天皇の遺愛品など天平期の宝物約9,000件を収蔵する奈良市の正倉院で10月2日、宝物の点検や手入れなどのために年1度、勅封を解いて宝庫の扉を開ける「開封の儀」が行われた。
宝物のうち、「鹿草木夾纈屏風(しかくさききょうけちのびょうぶ)」や「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」など57件は、10月26日〜11月11日に奈良市の奈良国立博物館で開催される「第76回正倉院展」に出展される。なお、手入れなどを終えた後、11月29日に「閉封の儀」が行われる。

若冲・応挙の合作”国宝級”屏風見つかる ”鶏”と”鯉”がコラボ

江戸時代中期に活躍した絵師、伊藤若冲(1716〜1800年)と、円山応挙(1733〜1795年)が合作した屏風が見つかった。この作品が展示される予定の大阪中之島美術館が10月2日、東京都内で記者発表した。今回見つかったのは、金地に水墨で描かれた屏風で、右側と左側に分かれており、それぞれの高さは1m66、幅は1m78。若冲の署名のある左側の「竹鶏図(ちっけいず)屏風」(1790年以前作)には、虫食い穴のある竹の葉や、尾羽が力強くしなる鶏が描かれている。一方、応挙が手掛けた右側の「梅鯉図(ばいりず)屏風」(1787年作)は、筆の勢いを感じさせる大胆な梅と、緻密にうろこが描き込まれた鯉が表現されている。紙の継ぎ目が揃っていることなどから、「二曲一双」と呼ばれる一対の作品とみられる
この2人、同時期に京都にいながら、これまで直接のつながりを示す資料はほぼなかった。確認した美術史家山下裕二・明治学院大教授は「若冲と応挙の接点を示す初めてで唯一の作品。両者の個性が遺憾なく発揮され、非常に基調な発見」と評価している。

第一工業製薬 広島大と共同研究でCNF複合磁性粒子を開発

第一工業製薬(本社:京都市南区)は10月2日、国立大学法人広島大学(所在地:広島市)との共同研究でセルロースナノファイバー(CNF)複合磁性粒子の開発に成功したと発表した。研究用試薬や診断薬の開発への展開を目指し、11月からサンプルワークを開始する。