JBIC 商船三井傘下企業のシンガポール法人の買収資金融資

国際協力銀行(JBIC)は6月18日、商船三井(以下、MOL)との間で融資金額約8,200万米ドル(JBIC分)の貸付契約を、またMOL傘下のシンガポール法人MOL Treasury Management Pte.Ltd.との間で融資金額約8,200万米ドル(JBIC分)の貸付契約をそれぞれ締結したと発表した。いずれも民間金融機関との協調融資により実施するもので、協調融資総額はそれぞれ1億3,700万米ドル。
これはシンガポール法人MOL Chemical Tankers Pte.Ltd.(以下、MOLCT)がシンガポール法人Fairfield Chemical Carriers Pte.Ltd.(以下、FCC)を買収するために必要な資金の一部を融資するもの。

マレーシア首相 BRICS加盟の意向表明 東南ア2カ国目

マレーシアの地元メディアは6月18日、同国のアンワル首相が中国メディアとのインタビューの中で、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカなどでつくる「BRICS」に近く参加する意向を示したと伝えた。東南アジア諸国の中でBRICSへの加盟意向を示したのはタイに続いて2カ国目となる。

小池都政継続か刷新か 最多の56人が立候補 都知事選告示

東京都の小池百合子知事(71)の任期満了に伴う都知事選が6月20日告示され、午後2時時点で56人が立候補を届け出た。立候補者数は過去最多だった前回2020年の22人を大幅に上回り過去最多となった。選挙運動は2期8年続いた小池都政への評価や、少子高齢化、子育て、防災対策などを主な争点に、7月7日投開票される。

岡崎慎司サッカー人生次章は指導者 目指すは日本代表監督

サッカー日本代表として、欧州各国のクラブチームで活躍した岡崎慎司(38)が選手生活に別れを告げ、サッカー人生の次章は指導者の道に進むことを明らかにした。6月17日、東京都内で記者会見し、海外で指導者としての経験を積み、「日本代表監督」を目指すと宣言した。
岡崎は日本代表として119試合に出場し、釜本邦茂(80)の75得点、三浦知良(57)の55得点に次ぐ歴代3位の50得点を挙げた。

IHI タイ国営電力会社とバイオマス燃料の製造・活用で覚書

IHI(本社:東京都江東区)は6月19日、タイ国営電力会社(EGAT)とバイオマス燃料の製造・活用に関する覚書を締結したと発表した。アカシアやユーカリといった木質ペレット製造に関する製造業者の評価と選定、およびEGATが所有するタイ最大の火力発電所、Mae Moh発電所(所在地:タイ・ランパーン県)で実施する、バイオマス燃焼試験について技術面および経済面の検討を行う。

北陸新幹線 敦賀ー新大阪「小浜・京都」確認, 年内に詳細決定

北陸新幹線の敦賀ー新大阪間について、与党のプロジェクトチームは6月18日、非公開で会合を開き、改めて「小浜・京都ルート」とすることを確認したうえで、詳細なルートを年内に決定し、令和7年度中の着工を目指す方針で一致した。
与党のプロジェクトチームは8年前に、小浜・京都ルートとすることを決めた。ところが、その後は頓挫、京都府内での環境アセスメントの遅れなどから着工のめどが立っていないほか、新駅の位置や詳細なルートもまだ確定していない。

大阪メトロ タクシー事業に参入, 営業所を分割買収

大阪メトロ(大阪市高速電気軌道)は6月18日、大阪府内でタクシーを運行するナショナルタクシー(大阪市)の放出(はなてん)営業所を7月16日付で買収し、分割して新設、完全子会社化する形で、「OMタクシー」としてタクシー事業に参入すると発表した。放出営業所には38台のタクシー車両が在籍しており、営業エリアは大阪市全域とその周辺。買収額は明らかにしていない。
大阪メトロがタクシー事業に参入するのは初めて。大阪メトロは「今後は独自のアプリにタクシーのサービスを組み込んでいくことで、地下鉄やバスへのシームレスな乗り継ぎを実現させて利便性の向上を図っていきたい」としている。

5月貿易収支 1兆2,212億円の赤字 2カ月連続 輸出入額とも増

財務省が6月19日発表した5月の貿易統計速報によると、貿易収支は1兆2,212億円の赤字となった。赤字は2カ月連続。ただ、赤字幅は前年度伊月比11.6%減少した。輸出額は13.5%増の8兆2,766億円で、6カ月連続増加した。5月としては過去最高だった。輸入額は9.5%増の9兆4,979億円で、増加は2カ月連続。

大阪万博の工事円滑化へ高架橋の完成7月に前倒し 大阪市

大阪市は6月18日、2025年大阪・関西万博の建設工事の円滑化に向け、会場の夢洲で整備を進めている高架橋の完成予定時期を2カ月前倒しすることを明らかにした。前倒しは2回目で、新たな完成予定は7月。当初予定の12月から5カ月早まる。
工事の遅れが目立つ海外参加国が独自に建設する「タイプA」のパビリオンなどの工事が本格化することに伴い、工事車両の渋滞が発生するとの懸念や指摘を受けて、その緩和、対策を打ち出したもの。