「スーパー歌舞伎」の市川猿翁さん死去83歳 伝統の世界に新風

三代目市川猿之助として「スーパー歌舞伎」というジャンルをつくり上げた歌舞伎俳優の市川猿翁さんが9月13日、不整脈のため東京都内で亡くなった。猿翁さんは『ヤマトタケル』をはじめ日本の古代神話などを題材に、分かりやすいせりふや音楽を用いて現代風にしたスーパー歌舞伎と呼ばれる新しいジャンルをつくり上げ、伝統的な世界に新風を吹き込み、”歌舞伎界の革命児”と称された。

新型コロナワクチン 無料接種 9/20から開始「XBB.1.5」対応

新型コロナウイルスワクチンの無料接種が9月20日から始まる。生後6カ月以上の全世代が対象。ファイザーとモデルナのオミクロン株派生型の「XBB.1.5」に対応したワクチンが主に使われる。今回は病院など医療機関が中心で、通常は事前予約が必要。原則として自治体から受け取る接種券を持参する。2024年3月末まで。
これまで接種したことがない人も、今回の接種では別の枠組みで本年度中は無料でXBB対応ワクチンを接種できる。

大谷選手 投打で今シーズン終了 残り14試合を欠場 球団発表

大リーグ、エンゼルスは9月16日(日本時間17日)、大谷翔平選手を右脇腹痛で10日間の負傷者リストに入れ、今季の残り14試合を欠場すると発表した。一方、じん帯を損傷している右ひじのけがについて、会見したペリー・ミナシアン・ゼネラルマネジャーは「手術を含めた医療措置を可能な限り早く受ける」とし、日程等、「詳細は把握していない」と語った。
大谷選手は今季、投打の二刀流でフル回転し、打者ではリーグ最多の44本塁打を放つなど打率304、95打点、20盗塁と活躍。投手としても10勝5敗、防御率3.14と好成績を残している。

パナソニック系 「卵子凍結」の費用補助を福利厚生制度に導入

パナソニックコネクト(本社:東京都中央区)は9月15日、同社で働く女性社員の自律的なライフプラン設計を支援するために、「卵子凍結」への費用補助を2023年10月より国内社員向けの福利厚生制度として導入すると発表した。グレイスグループが提供する卵子凍結管理サービス「Grace Bank」と提携するほか、社員が卵子凍結を行うクリニックに支払う費用を34歳以下の女性社員を対象に、40万円を上限に補助する。卵子凍結は女性のキャリアとライフプランを両立させるための選択肢として注目を集めている。

スズキとパナソニック系 電動二輪で新しいモビリティ開発で合意

スズキ(本社:静岡県浜松市)とパナソニックサイクルテック(本社:大阪府柏原市)は9月15日、電動アシスト自転車の駆動ユニットを活用した新しいモビリティの共同開発で合意したと発表した。これはパナソニックサイクルテックが開発、製造、販売している電動アシスト自転車の小型・軽量な駆動ユニットとリチウムイオンバッテリーを活かし、ススキの二輪車技術開発と組み合わせることで、新しいモビリティの商品化の可能性を検討するもの。

「夢と希望にあふれる万博に」自見万博相 会場予定地を視察

2025年大阪・関西万博に向けて自見万博相が就任後初めて大阪市を訪れて会場予定地を視察。「夢と希望あふれる次の社会の扉を開ける、素晴らしい万博にしたい」などと語った。自見万博相は工事の進捗状況などについて説明を受けた。また、資材価格の高騰などにより会場建設費の上振れが懸念されていることに関連して、現在万博協会で進めている「精査の中身をいただいたら、政府としてしっかり対応していきたい」と述べた。

関西の9月上旬の新型コロナ患者1万2,405人で横ばい

厚生労働省によると、関西2府4県のおよそ800の医療機関から9月10日までの1週間に報告された新型コロナウイルスの患者数は1万2,405人で、前週のおよそ1.02倍とほぼ横ばいとなっており、各府県では感染対策を呼びかけている。
府県ごとにみると、奈良が18.91人と最も多く、次いで京都が17.49人、滋賀が16.03人、兵庫が15.27人、和歌山が14.96人、大阪が14.62人となっている。前週と比べ、奈良と和歌山以外の4府県で増えている。

65歳以上の就業者912万人と過去最多 就業者の7人に1人

総務省が9月18日の「敬老の日」を前に17日発表した統計によると、2022年の65歳以上の就業者数は前年より3万人増えて912万人だった。1968年以降で過去最多を更新した。就業者数に占める働く高齢者の割合は前年比0.1ポイント上昇し13.6%と過去最高となった。就業者の7人に1人を高齢者が占めている。
65歳以上の就業率は25.2%だった。年齢別にみると、65〜69歳は50.8%、70〜74歳は33.5%となっている。少子高齢化の進行で生産年齢人口が減少が続いており、高齢者の働き手が人手不足を補う形となっている。