FRB 政策金利 据え置き パウエル議長「9月利下げも」

米連邦準備制度理事会(FRB)は7月31日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、注目されていた政策金利の据え置きを決めた。据え置きは8会合連続。ただ、パウエル議長は記者会見で「9月の利下げ開始もあり得る」と明言。物価抑制だけでなく、景気にも配慮した政策運営に軸足を移す考えを示した。

日銀 追加利上げを決定 政策金利は0.25%程度に 

日銀は7月31日の金融政策決定会合で、賃金と物価が揃って上がる好循環の実現が確認できたとして、政策金利の短期観測を0〜0.1%から0.25%程度に引き上げることを決めた。
マイナス金利政策解除後も月6兆円程度で続けてきた国債買い入れは、令和8年1〜3月期に3兆円程度まで購入額を減らす、具体的な金融引き締め策も同時に決めた。0.25%の政策金利はリーマン・ショック直後の平成20年(2008年)12月の0.3%前後以来、約15年7カ月ぶりの水準となる。

サッカー男子予選リーグ3連勝で1位通過決める パリ五輪

パリオリンピック、サッカー男子の第3戦はフランス西部ナントで行われ、D組の日本はイスラエルと対戦した。すでに決勝トーナメント進出を決めている日本は、第2戦から先発メンバーを6人入れ替え試合に臨んだ。序盤、イスラエルのシュートをゴールキーパーが好セーブで防ぎ、守備力の高さを見せた。後半は主要メンバーを投入、アディショナルタイムにゴールを決め1−0で勝ち3連勝とし、予選リーグD組1位通過を決めた。
決勝トーナメント、準々決勝は8月2日にスペインと対戦する。

永瀬貴規 男子81㌔級で連覇 3大会連続表彰台の快挙

パリオリンピック第5日の7月30日、、柔道男子81キロ級で永瀬貴規が金メダルを獲得し、オリンピック2連覇を達成した。柔道日本男子の大会2連覇は史上6人目。永瀬は2016年リオデジャネイロ大会でも銅メダルを獲得しており、3大会連続の表彰台の快挙となった。3大会連続の表彰台は、60キロ級で3連覇した野村忠宏以来2人目。

未利用資源活用ものづくりシステム構築事業 NEDOに採択

王子ホールディングス(本社:東京都中央区)、バッカス・バイオイノベーション(本社:神戸市)、日揮ホールディングス(本社:横浜市)、ENEOSマテリアル(本社:東京都港区)、大阪ガス(本社:大阪市中央区)、東レ(本社:東京都中央区)の6社は7月29日、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「バイオものづくり革命推進事業」に対し、「木質等のみ利用資源を活用したバイオものづくりエコシステム構築事業」を共同提案し、実施予定先として採択されたと発表した。
製紙工場が持つインフラを有効活用することで木質等のみ利用資源の安定供給を実現し、さらに統合型バイオファウンドリ(R)事業者や製品の製造を担う事業者がコンソーシアムとして連携・実証を粉うことで、世界に先駆けて未利用資源によるバイオものづくりエコシステムを構築していく。このプロジェクトの事業期間は2024年度から2031年度を予定。

大東建託 住宅型ホームでZEB Ready認証仕様を標準導入

大東建託(本社:東京都港区)は7月29日、2月より販売開始した木造2✕4工法の住宅型有料老人ホーム「ソエルガーデン」で、8月1日より省エネ性能評価基準「ZEB Ready(ゼブ・レディ)」認証を取得加納な仕様を標準導入すると発表した。
ZEB(Net Zero Energy Building)の評価基準の一つ、ZEB Readyは一次エネルギー消費量を50%削減することで、BEIS評価により認証される。ソエルガーデンは、高断熱や「高効率設備を標準採用し、ZEB Readyを達成している。

川崎重工 水素30%混焼大型ガスエンジン実証設備を試運転

川崎重工は7月29日、神戸工場内の大型ガスエンジン実証設備(エンジン型式:KG-18-T、定格出力7.5MW)で、国内で初めて水素30%混焼(体積比)の試運転に成功したと発表した。今後、燃焼制御へ最適化等を進め、2024年10月からの運用開始を目指す。
水素を体積比30%の割合で都市ガスと混焼した場合、都市ガスだけを燃焼させた場合と比べて、約420世帯分の年間排出量に相当する約1,150トンのCO2を削減する。

6月 有効求人倍率1.23倍に低下, 完全失業率は2.5%

厚生労働省によると、6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍で、前月から0.01ポイント低下した。3カ月連続の低下で、2022年3月以来、27カ月ぶりの低水準となった。物価上昇が続き、より収入が高い企業に転職する人が増えている。一方、コスト増から企業の中には求人を手控える動きもある。
総務省によると、6月の完全失業率は2.5%と前月比で0.1ポイント下がった。5カ月ぶりに改善した。

トヨタ世界販売489万台 5年連続で上半期首位 独VW上回る

トヨタ自動車が7月30日発表し2024年1〜6月の世界販売台数(レクサス含む)は、前年同期比1%減の489万2,259台だった。認証不正などの影響で、2年ぶりの前年割れとなったものの、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の434万8,000台を引き離し、5年連続で上半期として世界首位となる見通し。この海外販売は4%増の420万9,963台で、上半期として過去最高を更新した。