警察庁によると、2023年に全国の警察が取り扱った学校などでのいじめが原因となった事件は、前年比116件増の292件に上り、過去10年で最も多くなった。また、検挙されたり補導されたりした人も181人増えて404人あった。内訳は中学生が189人と最も多く、小学生が125人、高校生が90人となった。
罪種別では「暴行」が最も多く102件、次いで「傷害」が60件、わいせつな画像を撮ったり、送らせたりするなどのケースが46件、「不同意わいせつ」11件だった。
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京都 オーバーツーリズムで市民の8割以上が「迷惑」
京都市が18歳以上の市民を対象に昨年10月末から11月末にかけて実施したアンケート調査によると、旅行者が集中することで地元住民の暮らしに影響が出る「オーバーツーリズム」により、およそ2,500件の回答者の8割以上が「迷惑」と答えたことが分かった。
観光地やその周辺などが混雑して迷惑したか尋ねたところ、「とても当てはまる」「当てはまる」「どちらかというと当てはまる」と回答した人が合わせて86%に上った。具体的には、「路線バスや地下鉄などの公共交通機関の混雑」がおよそ82%、「ごみのポイ捨てなど観光マナー違反」がおよそ69%と突出していた。
一方、「観光」が京都市の発展に重要な役割を果たしているとの答えも合わせて73%に上った。