台湾総統選 民進党 頼清徳氏が当選 台湾人 民主主義を選択

台湾総統選挙は1月13日投開票され、与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が当選した。中国の様々な威嚇に強く反発する蔡英文総統の強硬路線の継承を訴え、中国との対話を前面に打ち出した最大野党・国民党の侯友宜・新北市長らを破った。台湾人の大勢は中国の威嚇に屈することなく民主主義を選択した。
頼氏は5月20日に総統に就任する。台湾で1996年に直接選挙が始まって以来、同じ政党が3期連続で政権を担うのは初めて。

クボタ カンボジア・スバイリエン市の上水道工事受注

クボタは1月11日、100%子会社のクボタ建設(本社:大阪市浪速区)がカンボジアの南部スバイリエン州の州都スバイリエン市の上水道拡張工事を受注したと発表した。これは2022年3月、日本政府とカンボジア政府が調印した無償資金協力の一環。
発注者はカンボジア工業科学技術革新省。工期は23カ月(2024年1月〜2025年12月)の予定。契約額は約28.8億円。今回の拡張工事により、スバイリエン市の上水道の普及率は48.9%(2019年時点)から約86.7%まで向上する。

ビジネスケアラー 2030年に318万人 経済損失9兆円

国の推計によると、働きながら家族の介護を担うビジネスケアラーは2030年に318万人に上るとみられる。そして、これに伴う労働生産性の低下や離職による経済損失は9兆円を上回る。
今後、介護の主な担い手となるのは働き盛りの40代・50代。仕事と介護を両立しようとしたとき、どのような課題に直面するのか?この具体的な支援策の有無で、経済損失はさらに膨らんでしまいかねない。
現行の介護保険制度の限界、介護休業(通算93日)、介護休暇(年5日)、労働時間短縮など各企業における運用で事情の差は出てくるが、要介護者を抱えるビジネスケアラーを支援し、元気づけるものとは程遠いのが現実。少子高齢化社会・人口減少社会に直面する日本の”待ったなし”の、しかも重たい中長期的に取り組まねばならない課題だ。

ホンダ「N-BOX」2年連続の首位 23年国内新車販売

業界2団体(自販連、全軽自協)のまとめによると、ホンダの軽自動車「N-BOX」が2023年国内新車販売で首位となった。販売台数は前年比14.4%増の23万1,385台で、2年連続の首位を達成した。2位はトヨタ自動車の「ヤリス」で同15.3%増の19万4,364台、3位はダイハツ工業の「タント」で同47.8%増の15万9,392台だった。4位は「カローラ」、5位は小型ミニバン「シエンタ」で、いずれもトヨタ車が占めた。

輪島/珠洲市で仮設住宅着工, 完成1カ月後, 能登/穴水町も

能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市と珠洲市で県が1月12日、仮設住宅計115戸の工事を始めた。1カ月後をめどに完成を急ぐ。仮設住宅は災害救助法に基づき被災者が住宅を確保するまで自治体が無償提供し、原則2年入居できる。能登、穴水両町でも、15日にも計60戸の建設を始める予定。

能登地震の2次避難先 国が旅館など計2万5,000人分確保

斉藤鉄夫国土交通相は1月12日、能登半島地震被災者の2次避難先として旅館・ホテルを2月末までに最大で計2万5,000人分確保したことを明らかにした。新潟、富山、石川、福井の北陸4県と近隣の長野、岐阜、滋賀の3県で計1万3,000人分を用意したほか、三大都市圏で計1万2,000人分の宿泊施設が被災者の受け入れが可能という。

カブス 今永昇太投手と4年契約発表 総額77億円

米大リーグ、カブスは1月11日、今永昇太投手(30)との契約合意書を発表した。プロ野球DeNAからポスティングシステムによる移籍で、契約期間は4年。メジャー公式サイトによると、総額5,300万ドル(約77億4,000万円)。
メディア関係者によると、2025年か2026年のシーズン終了後に球団側が選択権を行使すれば、5年総額8,000万ドル(約116億8,000万円)の契約になるという。球団側が行使しなければ、今永はフリーエージェント(FA)になる選択権を手にする。

東亜建設シンガポール/トゥアス港コンテナ集積場工事受注

東亜建設工業(本社:東京都新宿区)およびSantarli Construction Pte.Ltd.(本社:シンガポール)の共同企業体(JV)は1月12日、PSAコーポレーションリミテッド(本社:シンガポール、以下、PSA社)より、シンガポール・トゥアス港の隣接地でのコンテナ集積場およびバスターミナル建設工事を受注したと発表した。受注価格は非公表。完成時期は2025年4月の予定。
2040年代に年間コンテナ取扱量6,500万TEUの世界最大自動化コンテナ港、並びにシンガポールの発展に貢献していく。