大阪・関西万博「三菱未来館」着工 24年10月末完成予定

三菱UFJ銀行など三菱グループ31社で構成する三菱大阪・関西万博総合委員会は7月6日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)に出展するパビリオン「三菱未来館」の建設に着工した。完成は2024年10月末を予定。夢洲の会場で同日、工事が無事に完了することを願う地鎮祭が行われた。地鎮祭が開かれるのは万博会場の東側ゾーンの民間パビリオンとしては初めて。

JAXA, 慶大など 月面整備・作業小型ロボの実証実験を公開

宇宙航空研究開発機構(JAXA)や慶應義塾大学などは7月6日、JAXAの相模原キャンパスで、月面で作業する小型ロボットの実証実験を公開した。月面を模した実験場で砂の硬さを計測したほか、凸凹の地面をローラーで押し固める作業などを披露した。
政府の大型プロジェクト「ムーンショット小型研究開発事業」の一環。慶応大学のほか、九州工業大学、奈良先端科学技術大学院大学が開発状況を報告した。

近畿1〜6月倒産31%増の1,011件 負債総額61%増の1,569億円

東京商工リサーチのまとめによると、近畿2府4県の2023年1〜6月の倒産件数は、前年同期比31%増の1,011件に上った。1〜6月の倒産件数が1,000件を超えるのは2020年以来。負債総額は61%増の1,569億円だった。年上半期としては3年ぶりに1,500億円を上回った。
新型コロナ禍での資金繰りを支援する実質無利子・無担保の融資制度「ゼロゼロ融資」の返済期限を迎える企業が増え、休業協力金の支給もなくなったことで破綻増につながった。産業別では大阪府、兵庫県で飲食業を中心とするサービス業の倒産が増えた。

エーザイCEO レカネマブ30〜32年度に年商1兆円実現も

エーザイ(本社:東京都文京区)は7月7日、米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」が米食品医薬品局(FDA)から、正式承認されたことを受け、東京都内で記者会見した。内藤晴夫最高経営責任者(CEO)はレカネマブ開発の意義や業績への期待、今後の生産体制などについて、大要次の通り語った。
①レカネマブは2025〜2026年あたりから投与対象の患者は拡大していくと予測している②有病者のうち投与対象者になる人を1〜2%と想定し、一定の価格を掛けて予測すると、2030〜2032年度ぐらいにグローバルで年間売上高1兆円を実現できる③レカネマブの価値は、介護負担を軽減するという点にもある。患者の家族が仕事を辞めて介護に専念して就労機会を失っている場合もある④本格的な商用化段階を迎え、現在の原薬と製剤をバイオジェンの2工場体制から、第3の製造拠点も考えているーなどを明らかにした

処理水放出「国境越えた影響はほとんどない」IAEA事務局長

国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は7月7日、東京電力福島第1原子力発電所処理水の海洋放出を巡って都内で記者会見した。グロッシ氏は、中国など一部の国が海洋放出に反対していることに対し、「希釈して海中に分散されるので国境を越えた影響はほとんどない」と語った。
また、処理水に含まれるトリチウムについて、「基準値を下回っており、無視できるほどの量だ」との認識を示した。そして、IAEAは放出開始後も福島原発に職員を置き、監視を続けるとしている。

飲食業の1〜6月倒産 過去最多 79%増の424件 コロナ関連倍増

東京商工リサーチのまとめによると、1〜6月の飲食業の倒産が前年同期比79%増の424件に上り、1〜6月として過去30年間で最多を更新した。これまでの最多は2014年1〜6月の419件だった。新型コロナ関連の支援金の終了に加えて、電気料金や原材料費の高騰などが重荷となり、資金繰りが悪化した。
倒産件数の約7割にあたる288件が新型コロナ関連によるもので、前年同期の約2倍に膨らんだ。人手確保が進まず
売り上げが戻らない中、”ゼロゼロ融資”の返済も始まり、資金繰り悪化による倒産のさらなる増加は、今後も避けられないようだ。

エーザイの認知症薬「レカネマブ」米FDAが正式承認 保険適用へ

米食品医薬品局(FDA)は7月6日、エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病認知症新薬「レカネマブ」を正式承認した。これにより、レカネマブは病気の進行スピードを緩やかにする効果を証明した初の医薬品となる。今回正式承認されたことで、今後は米国の高齢者向けの公的医療保険の対象となり、急速な普及が見込まれる。

ユニクロ インド・ムンバイのショッピングモールに10/6初出店

ユニクロは7月6日、インドの金融・商業の中心地、ムンバイのショッピングモール、フェニックスマーケットシティに10月6日、ムンバイ1号店「ユニクロ フェニックスマーケットシティモール店」をオープンすると発表した。同店は2019年にユニクロの第1号店をインドでオープンしてから11店舗目となる。
これまでの出店はニューデリー(4店舗)、ハリヤナ州(2店舗)、ウッタルプラシュ州(2店舗)、パンジャブ州(2店舗)などインド北部に集中していた。