リニア中央新幹線の沿線自治体でつくる建設促進期成同盟会の総会が5月31日、東京都内で開かれた。総会では静岡県以外の知事から静岡工区の未着工がリニアの開業を遅らせていることに強い危機感が示された。これに対し、静岡県の川勝知事はトンネル工事が静岡県内の水資源や自然環境に影響を及ぼす懸念があると強調した。
静岡県は2022年7月に同期成同盟会に加盟。川勝知事の総会出席は初めて。静岡県は加盟にあたり、①現行ルートでの整備を前提に進める②東京ー名古屋間の2027年開業を目指すーとの協力的な立場を示していた。しかし、静岡県はこれまで通り静岡工区の着工を認めないため、2027年開業は絶望的となっている。
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最年少で藤井聡太七冠誕生! 名人戦制す 八冠制覇に注目集まる
将棋の第81期名人戦七番勝負に第5局が5月31日、6月1日の両日、長野県高山村で指され、挑戦者、藤井聡太六冠(20)が、渡辺明名人(39)を破り、4勝1敗としてタイトルを奪取した。この結果、竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖に今回の名人を加え、七冠を達成した。
七冠は、1996年に当時25歳4カ月だった羽生善治九段(52)に続く2人目で、20歳10カ月での達成は最年少記録となる。また今回、谷川浩司十七世名人(61)が持つ21歳2カ月の最年少名人記録も約40年ぶりに更新した。
将棋界には現在8つのタイトルがあり、残るタイトルは永瀬拓矢王座(30)が持つ。藤井七冠は王座戦挑戦者決定トーナメントで初戦を突破し、ベスト8に進出している。今後、王座挑戦者戦でも勝ち進み、秋に行われる五番勝負を制して史上初の全八冠制覇を成し遂げるか、注目が集まる。