政府 在留資格ないスリランカ人に親子に初の「在留特別許可」

政府は11月17日、在留資格のないスリランカ人親子に初の「在留特別許可」を出しことが明らかになった。今回許可を受けたのは、茨城県内に居住する7歳と5歳の男の子と両親。
両親は2012年に技能実習生として来日。その後、母国に帰ると政治的な対立で身の危険が及ぶ恐れがあるとして難民申請していたが認められず、その途中に在留資格を失っていた。
政府は今年8月、親に国内で重大な犯罪歴がないなどの一定の条件を満たせば、日本で生まれ育った在留資格のない外国人の子どもに日本での滞在を認める「在留特別許可」を与える方針を決めた。今回の措置はこの方針を受けたもの。

塩野義 12月よりストリーム・アイが在宅緩和ケア支援サービス

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は11月16日、エムスリー(本社:東京都港区)との合弁会社、ストリーム・アイ(本社:大阪市中央区)が12月より、在宅緩和ケア支援新規サービス「Home Care Base」を国内で開始すると発表した。これはデジタルプラットフォームを活用した在宅医療提供における医療従事者向けの支援サービス。在宅での緩和ケアに携わる医師、薬剤師、看護師が直面する複雑な課題に対して、緩和ケアの専門家が適切なアドバイスと解決策を提供する。

東京理科大とユーグレナ トマトジュースでユーグレナを培養

東京理科大とユーグレナの研究グループは11月16日、食品として注目されるユーグレナの培養方法について研究を行い、市販のトマトジュースを水で希釈し、ユーグレナの生育に必須のビタミン2種(ビタミンB1、ビタミン12)を添加したのみの培地で、従来の培地と同じくらい良好にユーグレナを培養できることを見出したと発表した。
ユーグレナ含有食品の製造には、培養をはじめ多くの工程が必要。そこで今回の研究では、ユーグレナ含有食品をより安価で簡単に製造する方法を開発するべく、ヒトがそのまま摂取できる飲料中でのユーグレナの培養法を検討した。その結果、13種類の飲料を試験したところ、トマトジュースがユーグレナの生育に最適であることが分かったもの。

GSIクレオス インド・ムンバイに現地法人設立 本格参入へ

GSIクレオス(本社:東京都港区)は11月16日、9日付でインド・ムンバイに現地法人を設立したと発表した。資本金は4,000万インドルピー。同社はインドで、ケミカル商材で10年にわたり現地エージェントと営業活動を続けてきた。しかし、今後さらにビジネスを拡大していくためには、現地における事業活動の拠点が必要不可欠と判断。今回、インド市場に本格参入することになった。

米オープンAIで異変 アルトマンCEOが退社 事実上の解任

生成AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」を手掛ける米オープンAIは11月17日、サム・アルトマンCEO(最高経営責任者)が退任すると発表した。現在、最高技術責任者(CTO)のミラ・ムラティ氏が暫定CEOに就く。
同社はアルトマン氏の退任について「取締役会による審議プロセスを経たもの」と強調し、「彼(アルトマン氏)が今後もオープンAIを率いていく能力を、取締役会はもはや信頼していない」との声明を出している。同社は新たなCEOの人選も進める。今回の人事は、事実上の解任とみられ、アルトマン氏は退社する。

大谷翔平 大リーグMVP 史上初の「2度目満票」受賞の快挙

米大リーグ機構は11月16日、今季のア・リーグMVP(最優秀選手)に、大谷翔平選手が満票で選出されたと発表した。大谷は今季日本人初の本塁打王に輝くなどエンゼルスで投打の「二刀流」で活躍した。大谷は2021年に初受賞しており、日本選手として初の2度目の受賞。前回も満票で選ばれており、2度目の満票選出は史上初の快挙。

中国10月 主要70都市の8割で新築住宅価格が下落 軟化続く

中国国家統計局のまとめによると、2023年10月の主要70都市の新築住宅価格は、前月比で全体の8割にあたる56都市で価格が下落した。下落は9月から2都市増えた。この結果、5カ月連続で半数を上回る都市で値下がりが続いていることになる。一方、前月比で価格が上昇したのは11都市で、9月から4都市減った。

TOPPAN ベトナムのJOYFULと建装材事業で協業強化

TOPPANホールディングス(本社:東京都文京区)は11月16日、ベトナムの建装材印刷メーカー、JOYFUL Co.,Ltd.(本社:ドンナイ省ビエンホア市)と建装材事業のグローバル展開で、2023年7月に資本業務提携契約を締結。10月のベトナム当局による認可取得を経て、両社は11月から販売、マーケティング活動に相互協力など協業事業を本格的に開始すると発表した。
今回の協業契約により、両社は従来のデザインライセンス生産体制をさらに強化し、家具・インテリア部材用途の化粧紙・フィルムの生産・販売におけるビジネスパートナーとして、ASEANでのさらなる事業拡大を図っていく。

ANAグループ Air Japan24年2/22 成田ーソウル線就航 3/30まで

全日本空輸(ANA)は11月15日、グループのAir Japanが2024年2月22日より成田ーソウル(仁川)線に新規就航すると発表した。運航期間は2月22〜3月30日で、火・水・木・土・日曜日の週5便運航する。使用機材はボーイング787−8で324席(全席エコノミークラス)。片道運賃は最低価格8,000円から設定し、航空券は同日より販売開始した。