新型コロナ新変異株「JN.1」日本でも広がる 世界で急拡大

新型コロナウイルスの「JN.1」と呼ばれる新たな変異ウイルスが世界的に拡大し、日本でも広がりをみせている。国立感染症研究所によると、JN.1が検出される割合は12月3日までの1週間では11.6%だったが、今週は31%に上昇、国内でも大幅に増加しているとみている。
JN.1はオミクロン株の一種で、2022年に国内でも広がっていた「BA.2」系統のウイルスがさらに変異したもの。米国、インドなどで急拡大しており、中国保健当局も12月28日、JN.1が増加傾向にあると発表している。WHO(世界保健機関)も12月18日にJN.1を「注目スべき変異株(VOI)」に指定、警戒を呼びかけている。

オートバックス EV企画・開発・製造・販売のASFへ出資

オートバックスセブンは12月27日、電気自動車(EV)の企画・開発・製造・販売を手掛けるASF(所在地:東京都千代田区)の第三者割当増資をによる新株式の一部を引き受け出資したと発表した。
今回の出資を機にASF社製の軽EV商用車「ASF2.0」を、オートバックスグループ店舗を活用して展示や販売、整備・メンテナンスを行うことや、同車両向けのカー用品の開発・販売および同車両を使用する事業所へのEV充電器設置など、総合的にサポートできる体制構築を検討していく。

三井物産 インドのEVバス新興企業にオランダVDLと出資

三井物産(本社:東京都千代田区)は12月27日、オランダ大手EVバスメーカー、VDLとともにインドで「EKA(エカ)」ブランドで電動バス・電動小型商用車製造・販売事業を展開しているピナクル・モビリティ・ソリューションズ(本社:インド・マハラシュトラ州プネ)へ出資参画したと発表した。第三者割当増資を引き受ける。VDLと共同で最大計1億ドル(約140億円)を出資する。三井物産の出資比率や金額は非公表。インドを中心に東南アジアやアフリカのEV市場を取り込む。

サッカー日本代表 タイと初の元日国際親善試合へ始動

サッカー日本代表は12月28日、国際親善試合のタイ戦(2024年1月1日・国立競技場)へ向け千葉市内で合宿を開始した。元日の日本代表戦は初で、カタールで2024年1月12日に開幕するアジア・カップへの強化の場となる。ただ、今回は試合が元日で、国際サッカー連盟(FIFA)が定める国際試合日でないため、リーグ戦があるイングランドやスペインなどでプレーしている選手は招集されていない。

トヨタ世界生産が過去最高 1〜11月923万台余で更新

トヨタ自動車が12月27日発表した世界生産台数は前年同月比11.2%増の92万6,573台で、単月として過去最高を更新した。この結果、1〜11月累計生産は923万1,068台となり、1カ月を残して通年の最高だった2019年(905万3,517台)を上回った。また、レクサスを含むトヨタ単体として初の1,000万台超えも視野に入った。

近畿11月の有効求人倍率1.17倍 4カ月ぶり前月下回る

大阪労働局のまとめによると、近畿2府4県の11月の有効求人倍率は前の月を0.02ポイント下落の1.17倍となった前の月を下回るのは4カ月ぶり。物価の高騰を受け、求人を控える動きがデているため。新規の求人数を産業別に前年同月と比べると製造業が9.5%、建設業が9%それぞれ減少している。府県ごとの倍率を就業地別にみると、奈良県が1.32倍、滋賀県が1.30倍、京都府が1.21倍、和歌山県が1.18倍、兵庫県が1.16倍、大阪府が1.06倍となっている。

「溶連菌感染症」5週連続で過去10年間の最多更新

国立感染症研究所によると、子どもを中心に流行が続く「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性連鎖球菌咽頭炎の患者数が、12月17日までの1週間で前週比622人増え1万5,818人に上り、5週連続で過去10年間での最多を更新した。A群溶血性連鎖球菌は主に子どもが感染し、発熱やのどの痛みなどの症状のほか、体に赤い発疹が出ることもある。