政府 裁判所に旧統一教会の解散命令請求の方向で最終調整

政府は旧統一教会をめぐる問題で、裁判所に教団の解散命令を請求する方向で最終調整に入った。早ければ10月12日に開く宗教法人審議会で意見を聴くことを検討している。請求が行われれば行政機関が法令違反を根拠にした事例では、オウム真理教などに続いて3例目。請求後は裁判所が、文部科学省と教団の双方から意見を聴いたうえで、解散命令を出すかどうか判断することになる。

大阪の8月ホテル稼働率80% 東京上回りコロナ禍前水準に迫る

米国のホテル専門の調査会社STRによると、8月の大阪府のホテル平均稼働率は80%で、東京都の76%を上回って、新型コロナウイルス禍前の水準に迫ることが分かった。インバウンド(訪日外国人)の増加や国内旅行客の宿泊需要の回復が後押しした。こうした状況を受け、高級ホテルの新規開業や既存ホテルの改装も相次ぎ、宿泊料金も上昇、活況を呈している。

8月 求人倍率横ばいの1.29倍 失業率も前月と同率の2.7%

厚生労働省が9月29日発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍で前月の横ばいだった。実質賃金の伸び悩みで転職を目指す動きが活発な一方で、製造業や建設業では原材料高による収益悪化で、求人を抑える動きもみられた。景気の先行指標とされる新規求人数(原数値)は前年同月比1.0%増加した。
一方、総務省が同日発表した8月の完全失業率は2.7%で、前月と同率だった。

SBI新生銀行 9/28上場廃止 SBI HDのもとで意思決定速め再建加速

SBI新生銀行が9月28日、東京証券取引所で上場廃止となった。前身の日本長期信用銀行の破綻後、公的資金を注入され、2004年に新生銀行として再上場を果たしてから約20年。今回の非上場化で意思決定のスピードを上げ、SBIホールディングスのもとでの経営再建を急ぐ。それによって棚上げされている国への返済への道筋を探る。

うめきた2期 ,グラングリーン大阪 中核施設名称「JAM BASE」

JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期(グラングリーン大阪)」で2024年9月に先行開業する中核施設の名称が「JAM BASE(ジャムベース)」に決まった。同プロジェクトの三菱地所などJV各社が9月28日、会見し発表した。オフィスのほか会議室として利用できるスペースや共有スペースを多く設置している。JAM BASE全体のオフィスのうち、すでに6割(床面積ベース)で入居が決まっているという。

ホンダ 北米で24年初に発売予定の新型EV「プロローグ」発表

ホンダ(本社:東京都港区)は9月28日、北米で2024年年初に発売予定の新型EV(電気自動車「PROLOGUE(プロローグ)」を発表した。プロローグは、米ゼネラル・モーターズ(GM)のバッテリーを搭載した共同開発モデル。
電動パワートレーンは走行性能と航続距離の両立を目指した。85KWhのバッテリーを搭載し、EPA(米国環境保護庁)が定める基準で300マイル(約482km)以上を目指している。また、DC急速充電では150KW以上の高出力充電にも対応し、約10分で航続距離65マイル(約104km)相当の充電ができるとしている。

メッツの千賀 メジャー1年目でシーズン200奪三振を達成

米大リーグ・メッツの千賀滉大投手は9月27日、本拠地ニューヨークで行われたマーリンズ戦に先発して8三振を奪い、シーズン200奪三振に到達した。日本人投手のメジャー1年目での達成は野茂英雄(ドジャース)らに続き4人目。千賀は5回投げ3安打2失点で、勝敗はつかず12勝7敗のまま。日米通算100勝は持ち越しとなった。

アイカ 中国アイカ広東社が60億円投じ新工場 接着剤能力は倍増

アイカ工業(本社:名古屋市中村区)は9月26日、海外グループ会社で化成品の製造・販売を担うアイカ広東社(本社:中国広東省)が総額約60億円を投じ、接着剤等の新工場を建設し同日、アイカ・アジア・パシフィックホールディング社(本社:シンガポール)の経営陣や工事関係者など約250名が出席し、盛大に開所式を執り行ったと発表した。すでに9月から本格稼働を開始しており、生産能力は約2倍に拡大する。これにより、2022年度に1,413億円だった化成品セグメントの売上高を、2026年度に1,750億円へ伸長させる計画。