日本 パキスタン ムルタン市気象レーダー整備費支援

日本政府は2018年に署名の署名・交換済みの無償資金協力「ムルタン市気象レーダー整備計画」(20億4,200万円)について、価格高騰の事情を踏まえ、贈与の限度額を28億200万円に変更する。3月20日にパキスタンの首都イスラマバードで両国代表者の間で、この旨の署名・交換が行われた。
これはパキスタンのパンジャブ州ムルタン市に気象レーダーシステムを整備することにより、同国の災害を引き起こす気象現象の監視能力の強化および気象・洪水情報予警報の精度向上を図るもの。これにより、災害被害の軽減策の実施促進、二次災害防止につながることが期待される。

WBC 史上最多の130万人が観戦 前回から20%増

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者によると、日本の優勝で閉幕した第5回大会の観客動員数が史上最多の130万6,414人に上った。米国が優勝した前回の2017年大会から約20%増えた。
国・地域別にみると、1次リーグA組を開催した台湾で約2.5倍。準決勝に進んだメキシコもほぼ倍増し、カナダも44%増えた。日本と米国の初の決勝対決で盛り上がりをみせた米国内の視聴者数は、ピーク時にはテレビ中継とストリーミング配信を合わせて平均約650万人に達した。

東大 降り注ぐ微粒子で太陽系外生命体の痕跡を探査

東京大学の研究グループは3月22日、太陽系の外から降り注ぐ1ミクロンサイズの微粒子を捕らえることで、太陽系外の生命の痕跡を探すという探査法を公表した。
銀河系の中の多数の恒星に付随する地球型惑星から年間」10万個の微粒子が地球に降り注いでいると考えられるという。この中には太陽系外の生命の痕跡が刻まれた粒子が、日々我々の頭上から近くの地面に落ちてきているかもしれない。もし、これらの粒子を集めることができれば、銀河系の中に生命を宿す星がどれだけあるのか?という問いに迫ることができるとしている。

関学大と豊田通 SiCパワー半導体ウエハー開発会社

関西学院大学と豊田通商は3月22日、SiC(炭化ケイ素)パワー半導体ウエハーに関する研究開発会社QureDA Research(キュレダリサーチ)を設立したと発表した。新会社はSiCウエハーの高品質化、生産性向上、大口径化(8インチ)に向けた研究開発を行う。
キュレダりサーチ(所在地:兵庫県三田市)の資本金は4億5,000万円で、関西学院と豊田通商が折半出資する。

ウィラー マレーシアでもAIオンデマンド『mobi』

WILLER(本社:大阪市)は3月22日、在シンガポール子会社WILLERS PTE.LTD.(本社:シンガポール)が、マレーシアの大手交通事業者のNadicorp Holdings Sdn.Bhd.(本社:マレーシア)と提携し、ALオンデマンドの交通サービス『mobi』をマレーシア・クアラルンプール首都圏で3月21日より開始したと発表した。
mobiはアプリで簡単に呼べ、5〜6kmの生活圏内を自由に移動することができる。エリア内の人がサブスクリプションで購入し、相乗りで利用する、エリア内の共有交通。
ASEANでは、これまでシンガポール、ベトナムでサービス提供しており、シンガポールでは約4,500人が会員登録している。

関空 23年夏期国際定期便 19年同期比55%まで回復

関西3空港(関西・大阪・神戸)を運営する関西エアポートは3月22日、関西国際空港の2023年夏期(3月下旬〜10月下旬)の運航スケジュールを発表した。中国方面を除くと旅客と貨物を合わせた国際線定期便は週869便で、新型コロナウイルス禍前の2019年同期比で55%まで回復する見込み。香港、マカオ、韓国、台湾がけん引する見通し。
国際旅客定期便も中国方面を除いて週658便と、2019年同期比で46%まで戻るとみている。

統一地方選9知事選告示 前半戦開始 4/9投開票

第20回統一地方選の前半戦、北海道、大阪府、神奈川、福井、奈良、鳥取、島根、徳島、大分の9道府県の知事選が3月23日告示された。全国の諸都市が直面している少子化・子育てや、物価高への対策などが争点となる。
26日告示の6政令市長選、31日告示の41道府県議選と17政令市議選とともに、4月9日に投開票される。

岸田首相 ウクライナ・キーウ訪問 ゼ大統領と会談

岸田首相は3月21日、ウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。主要7カ国(G7)の議長としてウクライナへの揺るぎない連帯を表明。同国には2022年以来、総額71億ドルの人道財政支援を決めているが、今回エネルギー分野への新たな無償支援4.7億ドルの供与を明らかにした。また、殺傷能力のない装備品3,000万ドル(40億円程度)相当を供与する。
このほか、5月に開催するG7サミットにオンライン形式でゼレンスキー大統領を招待し、ゼレンスキー大統領の快諾を得た。

侍ジャパン 3大会ぶり世界一奪還 3−2日米対決制す

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦は3月22日(日本時間)、米国・マイアミで行われ、日本(侍ジャパン)がWBC史上初の日米対決を3−2で制し、3大会ぶりに世界一を奪還した。WBCでの日本の優勝は、第1回、第2回に続き3回目。
試合を重ねるごとに調子を上げてきた、MLB(メジャリーグベースボール)でプレーする選手を揃えた米国の破壊力ある強力打線を、先発の今永(DeNA)から戸郷(巨人)、高橋(宏)(中日)、伊藤(日本ハム)、大勢(巨人)、ダルビッシュ(パドレス)、大谷(エンゼルス)の7投手リレーで逃げ切った。村上(ヤクルト)が同点ホームラン、岡本(巨人)が3点目のホームランを放ち、大接戦を制した。
また、今大会のMVPに日本の大谷翔平選手が選ばれた。日本からMVPが選ばれたのは第1回と第2回で選出された松坂大輔さん以来。