シスメックス 微量の血液から脳内Aβの蓄積状態を測定する検査試薬

シスメックス(本社:神戸市)は6月22日、微量の血液からアルツハイマー病の原因となる脳内アミロイドベータ(Aβ)を測定する検査試薬を、6月から日本で発売すると発表した。この試薬は血液中のAβペプチドの比率を測定することで、アルツハイマー病の特徴の一つである脳内Aβの蓄積状態の把握を補助するもの。
日本における認知症患者数は、2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人に相当する、675万〜730万人に達すると推計され、大きな社会課題となっている。

マイナ保険証ない人の「資格確認書」廃止期限設けず

松野博一官房長官は6月22日、2024年秋の健康保険証廃止後、「マイナ保険証」を持たない人向けに発行される「資格確認書」は制限なく、繰り返し更新できるとの認識を示した。これが保険証の代わりとなる。「無料で交付し、廃止期限を設けることや、有料化することは想定していない」としている。
資格確認書は有効期間最長1年の更新制。原則として本人の申請に基づき、自治体などが交付する。松野氏は「保険証の廃止後も必要な保険診療を受けられる」と述べた一方、マイナ保険証での受診が基本だとも説明した。

牛尾治朗氏 死去 元経済同友会代表幹事 政・経・官界結ぶ世話人

ウシオ電機創業者で元経済同友会代表幹事の牛尾治朗氏が亡くなった。昭和から平成にかけ幅広い人脈で政界、経済界と官界を縦横に結ぶ”世話人”で、教養と洞察に満ちた論客でもあった。また歴代首相から頼りにされた経済人の一人でもあった。
松野博一官房長官は6月22日の記者会見で、「日本の規制改革、経済構造改革に大きな足跡を残された」と評価した。

大谷翔平 初の最多得票で米オールスター戦に選出 3年連続で先発

米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(28)は6月22日、シアトルで7月11日に行われるオールスター戦の野手を対象にしたファン投票で、ア・リーグ最多の264万6,307票を獲得し、指名打者(DH)で3年連続3度目の先発出場が決まった。大谷がア・リーグの最多得票選手となるのは初めてで、2位の遊撃手ボー・ビシェット(ブルージェイズ)に約54万票差をつけた。
大谷は「投票してくれたすべてのファンに感謝したい。これをモチベーションとして、グラウンドで全力を尽くし続けたい」とのコメントを発表した。

サイバーダイン PMDAにHAL小型モデルを製造販売承認申請

ロボットスーツ「HAL(ハル)(R)」を製造販売するサイバーダイン(本社:茨城県つくば市)は6月21日、既存の医療品、HAL下肢タイプを使えない小柄な患者向けに開発した小型モデルについて、PMDA(医薬品医療機器総合機構)に製造販売承認申請を提出したと発表した。小型モデルは対象とする体重が15〜50kg、身長が100〜150cm。適用疾患は既存モデルですでに承認を受けている脊髄性筋萎縮症といった神経筋難病(8疾患)と脊髄疾患(2疾患)。今回の小型モデルは欧州、米国、アジアなどの諸外国でも医療機器申請を順次進めていく。

大王製紙 東北大・東大などとCNF半導体材料開発を開始

大王製紙(本社:東京都千代田区)は6月21日、セルロースナノファイバー(以下、CNF)の新たな用途開発として東北大学、東京大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)と共同で、半導体材料開発を開始すると発表した。この開発テーマは、このほど国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「先導研究プログラム/新技術先導研究プログラム」に採択され、今年度より4社で共同研究を行う計画。
植物由来のCNFが半導体特性を示すことはすでに東北大学の研究で見出されており、東北大(橋田特任教授グループ)、東大(磯貝特別教授グループ)、産総研(セルロース材料グループ、化合物半導体デバイスグループ)の4グループと共同で研究開発を進めていく。

沖縄戦78年「慰霊の日」平和の誓い新たに 戦没者24万2,046人に

沖縄は6月23日、太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲になった人々を悼む「慰霊の日」を迎えた。1945年、78年前のこの日、多数の住民を巻き込んだ地上戦が繰り広げられた末、旧日本軍の組織的戦闘が終結したとされる。
激戦地の一つでもあった沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では早朝から遺族らが訪れ、「沖縄全戦没者追悼式」が開かれた。式には遺族や、岸田首相、玉城知事らが参列。今年は4年ぶりに一般の参列を受け入れ、参列者はおよそ4,000人に上り、改めて今は亡き家族を想い、平和への誓いを新たにした。
国籍や軍民を問わず、沖縄戦の戦没者名を刻んだ石碑「平和の礎(いしじ)」には、戦艦大和の乗組員など365人が追加刻銘され、総数は24万2,046人となった。

SkyDrive 仏タレス社とフライトコントロールSのサプライヤー契約

空飛ぶクルマ(以下、eVTOL)および物流ドローンの開発を手掛けるSkyDrive(本社:愛知県豊田市)は6月22日、航空業界のグローバルトップリーダー、Thales(本社:フランス・パリ、以下、タレス社)とフライトコントロールシステムのサプライヤー契約を締結したと発表した。フライトコントロールシステムは、空飛ぶクルマで最も重要な要素の一つであり、パイロットの操縦装置からの入力を受け取り、機体の姿勢や速度を制御する機能を持ち、高い安定性・信頼性を担保する。これにより、同社はタレス社のeVTOLの「FlytRise」を、現在開発中の「SKYDRIVE」(SkyDrive式SD-O5型式)に搭載する。

5月の世界粗鋼生産5.1%減 景気回復遅れの中国7.3%減響く

世界鉄鋼協会のまとめによると、5月の世界粗鋼生産(速報値、対象は63カ国・地域)は、前年同月比5.1%減の1億6,160万トンだった。前年同月を下回るのは2カ月連続。最大生産国の中国が、景気の回復遅れにより鋼材需要が落ち込み、前年同月比7.3%減の9,010万トンにとどまったことが響いた。日本は5.2%減の760万トン、米国は2.3%減の690万トンだった。こうした一方で、需要が堅調なインドは4.1%増の1,120万トンだった。

米バイデン・印モディ首脳会談 安全保障と経済で協力深める

米国のバイデン大統領とインドのモディ首相が6月22日、ホワイトハウスで会談した。会談後、バイデン氏は米国とインドの関係について「世界で最も重要な関係の一つであり、将来をともに切り開く」と言明した。
共同声明によると、インドは米国から無人航空機を購入する。このほか、ゼネラル・エレクトリック(GE)とインドの国営ヒンドゥスタン・エアロノーティクス社がインド国産戦闘機向けのエンジン製造に関する覚書を結んだ。中国を見据え、安全保障と経済で協力を深める。