林芳正外相は7月13日、訪問先のインドネシアで東南アジア諸国連合(ASEAN)外相との会議に出席した。林氏は、中国の東・南シナ海周辺での海洋進出の動きを念頭に、法の支配による国際秩序の維持・強化の重要性を訴えた。
2023年は日ASEANの友好協力50周年の節目を迎える。そこで、林氏は12月の日ASEAN特別首脳会議で、「日ASEAN関係と協力の大きな方向性を示すビジョンを打ち出したい」と述べた。ASEAN各国の外相はこの特別首脳会議に向け、脱炭素や経済、医療などの分野で協力を強めることを確認した。
大林組 100%バイオディーゼル燃料の活用で実証実験
大林組(本社:東京都港区)は7月13日、自社施設や一般家庭などから出た廃食用油を回収、100%バイオディーゼル燃料(以下、B100燃料)に精製し、同社が手掛ける2025年大阪・関西万博の建設工事で稼働する建設機械の燃料として活用する実証実験を行うと発表した。
この実証実験では松林(本社:京都府宮津市)、西尾レントオール(本社:大阪市)と協働し、大林組大阪本店および西日本ロボティクスセンターの食堂で使用した食用油を回収し、一般家庭などから出た廃食油とともに、製造委託先でB100燃料を精製、松林が配送を担当。大阪・関西万博の大林組が施工を担う工事で、西尾レントオールから借り受ける建設機械(油圧ショベル。発電機)に軽油に代わる燃料として使用する。