大谷翔平 オールMLBチームに先発投手で初選出

米大リーグ機構は12月5日、今季活躍した選手をファン投票などで選出する「オールMLBチーム」を発表した。エンゼルスの大谷翔平(28)は「ファーストチーム」(上位チーム)の先発投手(5人)に初めて選ばれた。昨年、大谷がファーストチームに選ばれた指名打者(DH)には、アストロズアルバレスが選ばれ、大谷は「セカンドチーム」(下位チーム)だった。2年連続の投手・打者”二刀流”での受賞となった。

10月消費支出1.2%増 5カ月連続プラス 旅行関連伸長

総務省が12月6日発表した10月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は29万8,006円と、物価変動を除いた実質で前年同月比1.2%増加した。プラスとなるのは5カ月連続。10月は新型コロナウイルスが落ち着き、外出が増えたほか、政府の観光促進策「全国旅行支援」も加わって、旅行関連の消費などが伸びた。

タカラバイオ 等温増幅法に最適化した検査用酵素発売

タカラバイオ(本社:滋賀県草津市)は12月5日、遺伝子の等温増幅法による検査の際に使用される酵素を同日より発売すると発表した。等温増幅法は、一定温度で遺伝子を増幅できる方法で、遺伝子検査試薬や体外診断用医薬品として実用化されている。等温増幅法の利点は、新型コロナウイルス検査として一般的なPCR法のような精緻な温度制御が不要のため、検査装置の小型・簡易化が容易なこと。このため、クリニック、食品検査、野外検査など現場検査(オンサイト検査)における活用が期待されている。

10月実質賃金2.6%減 7カ月連続減 7年4カ月ぶり水準

厚生労働省が12月6日に発表した10月の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上)によると、1人当りの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.6%減少した。減少は7カ月連続で、マイナス幅が2.6%以上となるのは2015年6月(2.8%)以来7年4カ月ぶり。資源高や記録的な円安で上昇する物価に、賃金の伸びが追いつかない状況が続いている。

三菱重工 インドネシアPGE向け地熱発電設備を受注

三菱重工業(本社:東京都千代田区)は12月5日、インドネシアの国営石油・ガス関連企業PT Pertamina(Persero)社の地熱発電子会社、PT Pertamina Geothermal Energy(PGE)社向けに、出力5万5,000KW級の蒸気タービンおよび発電機などを含む発電設備1系列を受注したと発表した。
このプロジェクトは三菱商事、中国の建設会社SEPCOⅢおよび現地の大手土建会社PT Wijyaya Karya(Persero)Tbkとともに、フルターンキーで遂行する。スマトラ地方に建設されるルムット・バライⅡ地熱発電所に納入する。商業運転開始は2024年の予定。

防衛費23年度から5年で43兆円 首相が防衛・財務相に指示

岸田文雄首相は12月5日、浜田靖一防衛相、鈴木俊一財務相と首相官邸で会談し、12月中に決定する中期防衛力整備計画(中期防)で2023〜2027年度の5年間の防衛費の総額を43兆円規模とするよう指示した。また、首相はこの経費の財源確保に向け、歳出改革や剰余金・税外収入の活用、税制措置など「歳出・歳入両面の具体的措置について、年末に一体的に決定するべく調整を進める」と述べた。
現行の中期防(2019〜2023年度)の防衛費の総額は27兆4,700億円程度となっており、約1.5倍の大幅な増額となる。

PPIH シンガポール・チャンギ空港に「DONKI」開業

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は12月5日、グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(シンガポール)(本社:シンガポール)が2022年」12月20日にシンガポールの玄関口であり、世界のハブでもあるチャンギ国際空港の大型商業施設「Jewel(ジュエル)」内に「DON DON DONKI Jewel Changi Airport」をオープンすると発表した。
同店ではフードコートを設置し、買い物とともに日本食を楽しんでもらう。シンガポール初導入の和食定食屋「選楽食堂(せんらくしょくどう)」では精米したての日本産の米と味噌汁、焼き立ての出汁巻き卵をベースに主菜と副菜を選べる和定食をはじめ、人気の「和牛串」、たこ焼きを揚げたてで、フルーツジュース&スイーツなどを提供する。

日本 サッカーW杯8強逃す PK戦でクロアチアに敗れる

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は12月5日、決勝トーナメント1回戦の日本ークロアチア戦が行われ、日本は1−1からのPK戦で敗れ、史上初の8強入りを逃した。戦前、劣勢が伝えられた今回はドイツ、スペインを破るというサプライズを起こし、4回目の決勝トーナメントにコマを進めた日本だが、8強入りという悲願の目標には届かなかった。

関西百貨店 11月旗艦店売上高は好調 外国人消費回復

11月の関西の百貨店各社の旗艦店の売上高はいずれも前年同月比で大幅に伸びた。秋冬者衣料品の販売が好調だったことに加え、外国人旅行客による消費の回復が主要因。
阪神梅田本店は全面改装効果で前年同月比48%増となったほか、阪急うめだ本店は阪急メンズ大阪との合計で11%増加した。このほか、大丸心斎橋店は29%増、近鉄百貨店・あべのハルカス近鉄本店は9%、高島屋大阪店も9%それぞれ増加した。
いずれの店舗でも水際対策の緩和や円安で外国人旅行者の消費が増えている。中でも阪急百貨店と阪神百貨店の全店での11月の免税売り上げは、コロナ禍前の2018年と比べておよそ9割まで回復したとしている。

競馬チャンピオンズC ジュンライトボルトG1初制覇

競馬のダート王を決める第23回チャンピオンズカップ(G1、1800mダート、16頭出走)は12月4日、中京競馬場で行われ、3番人気のジュンライトボルト(石川裕紀人騎乗)が1分51秒9で優勝、G1を初制覇し、1着賞金1億2,000万円を獲得した。石川騎手はG1初勝利、友道康夫調教師はこのレース初勝利。
レースは中団後方に付けたジュンライトボルトが、最後の直線で外に出すと、道中ためていた鋭い末脚で豪快に馬群を割り、先行馬を交わし突き抜けた。クビ差の2着に4番人気のクラウンプライド、3着に6番人気のハピが入線。2連覇を狙っていた1番人気に支持されていたテーオーケインズは4着に終わった。