「サッカーの王様」ペレ氏死去 82歳 元ブラジル代表

ブラジル元代表で「サッカーの王様」と称されたペレ氏が12月29日、がんによる多臓器不全で死去した。82歳だった。ペレ氏の娘がインスタグラムへの投稿で明らかにした。ペレ氏の本名はエドソン・アランテス・ド・ナシメント。
ペレ氏は16歳でブラジル代表となり、ワールドカップ(W杯)に4度出場し、17歳で1958年のW杯スウェーデン大会を皮切りに、1062年チリ大会、70年メキシコ大会の3度の優勝に加わった。

塩野義 中国で正大天晴とコロナ治療薬の共同販促

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は12月29日、中国平安人寿保険股份有限公司(本社:中国広東省)との合弁会社、平安塩野義(本社:中国・上海市)が、正大グループの医薬品事業を担う中国生物製薬(本社:香港)の子会社、正大天晴と、新型コロナウイルス感染症の治療薬エンシトレルビルフマル酸(日本での「ゾこーバ」)について、中国における販売プロモーション契約を締結したと発表した。
正大天晴は、医薬品の研究・開発・製造および販売を行う正大グループの中国医薬品事業の中核企業。7,000人以上の学術・販売スタッフを抱え、中国全土への医薬品のプロモーション活動を実施している。
今回の契約に基づき、平安塩野義と正大天晴が共同でエンシトレルビルフマル酸のプロモーション活動を行う。

JRA 川田将雅143勝で初の最多勝獲得 売上3.25兆円

日本中央競馬会(JRA)の2022年の全日程が12月28日終了し、川田将雅騎手が143勝(うち重賞8勝、G1・3勝)を挙げ、デビュー19年目で初の最多勝タイトルを獲得した。最多勝に加え最高勝率、最多賞金獲得の計3部門を受賞したことで史上4人目の騎手大賞も決まった。今村聖奈は女性騎手史上最多、新人では歴代5位の51勝を挙げた。
調教師部門では、矢作芳人調教師が重賞4勝を含む59勝(うち障害レース1勝)で、2年ぶり4度目の年間最多勝に輝いた。
JRAの開催288日の2022年の馬券の総売り上げは前年比5.3%増の3兆2,539億707万6,200円で11年連続の増収となった。

22年国内自動車販売約420万台 11年災害時割れの公算

2022年の国内自動車販売台数(軽自動車含む)が420万台前後の見通しとなった。これは車載用半導体不足をはじめとする部品のサプライチェーン(供給網)の寸断が長引き、年間を通して大手各社が工場ごとに部品の調達状況をにらみ、稼働停止日数を設定セざるを得ない事態が起こりフル生産できず、需要に応じた供給ができなかったため。
この結果、4年連続前年割れとなる。その程度も東日本大震災で国内供給網が寸断し、新車生産が落ち込んだ2011年を下回る公算が大きい。

日医工の事業再生ADR成立 最大985億円の債権放棄

後発薬大手の日医工(本社:富山市)は12月28日、私的整理の一つ、事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)の手続きが成立したと発表した。同日開かれた債権者会議でADRと事業再生計画案に対し、関係する15の金融機関すべての同意を得た。これにより、金融機関は最大で債権の6割強にあたる985億円放棄することになる。
日医工は企業再生ファンド、ジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)と医薬品卸のメディパルホールディングスの支援を受け、経営再建を進める。2026年3月期の最終損益黒字化と債務超過の解消を目指す。

米政府 中国からの入国者にコロナ検査義務付けへ

米政府は12月28日、中国からの入国者に新型コロナウイルスの検査を1月5日から義務付けると公表した。中国各地での爆発的な感染拡大を受け、米国内に波及するとを水際で防ぐ措置。
日本政府は12月30日から検査を義務付けることを公表している。このほか、インド、イタリア、台湾、マレーシアなども水際対策の強化を公表している。

政府内にコロナ 23年春にも「5類」へ引き下げ案

政府内に新型コロナについて、感染症法上、季節性インフルエンザと同じ「5類」への引き下げを早ければ2023年にも行う案が出ている。ただ、厚生労働省の専門家会合では、まだその条件を満たしていないとの指摘も出ていて、政府は今後の感染状況も見極め、丁寧に検討する方針。
感染症法上で「5類」に位置付けられると、検査や入院などには原則、患者の自己負担が生じる。この点、日本医師会からは「新型コロナは位置付けを引き下げても、公費負担は残すべきだ」との意見も出ていて、負担のあり方も競技される見通し。

コロナ死者 12/27 過去最多の438人 初の1日400人台

日本国内で12月27日、新型コロナウイルス感染による438人の死者が報告された。過去最多で、1日の死者が400人を超えるのは初めて。これまでの最多は23日の371人だった。コロナによる死者は”第8波”の感染拡大に伴い増加、12月に入り200人や300人台の日が目立っている。
なお、27日の全国の新規感染者は20万8,235人が確認され、1週間前と比べ1万8,000人余り増えている。新型コロナウイルス感染による死者は28、29日と400人台に上っている。

大和ハウス・フジタ 花粉対策リフレッシュ空間 開発

大和ハウス工業(本社:大阪市北区)とフジタ(本社:東京都渋谷区)は12月27日、エアシャワーと室内コーティングを組み合わせた花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」を開発したと発表した。これは花粉などを除去するエアシャワーとアレル物質の不活化効果がある吸着性光触媒コーティングを組み合わせたもの。ホテルや商業施設などのエントランスホールやエレベーターホールに設置することを想定している。
この商品は2023年1月1日、フジタグループの藤田商事(本社:東京都文京区)が販売開始する。