ピーチ・アビエーション 12月に関西ーシンガポール線就航

ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーション(所在地:大阪府田尻町)は8月29日、12月5日に関西ーシンガポール線に就航すると発表した。1日1往復で、運賃は片道164.2シンガポールドル(約1万8,200円)から。ピーチ・アビエーションの東南アジア路線の就航は2022年12月に始めた関西ーバンコク線に次ぐ2路線目。

「空飛ぶクルマ」実証飛行 9月に和歌山串本町で実施

和歌山県串本町で9月21日に、「空飛ぶクルマ」の初めての実証飛行が行われることになった。場所は串本町の潮岬望楼の芝。使用される空飛ぶクルマは幅およそ5.7m、高さおよそ1.9m。この機体が5分程度飛行する予定で、最大で50m程度の高さまで上昇できるよう申請しており、風による機体の揺れや騒音などを確認するという。
和歌山県は将来的に空飛ぶクルマの離着陸場を整備し、商用運航の起点とし、観光のほか災害時の人命救助や物資搬送などに役立てたいとしている。

上半期出生数35万人 5.7%減で過去最少 通年70万人割れも

厚生労働省の人口動態統計(速報)によると、2024年上半期(1〜6月)の出生数は前年同期比5.7%(2万978人)減の35万74人にとどまった。上半期として過去最少で、3年連続で40万人を下回った。減少率は前年の3.6%減よりも大きくなっており、少子化のペースに全く歯止めがかかっていないことが分かった。下半期も同様のペースで推移すると、年間の出生数が初めて70万人を割る可能性もある。

イトーヨーカ堂 関東, 愛知で新たに5店舗閉鎖決める 

店舗の閉鎖を含む構造改革を進めている大手スーパー、イトーヨーカ堂は関東地方や愛知県で新たに5店舗を閉鎖する方針を決めた。今回閉鎖を決めたのは「竜ケ崎店」(所在地:茨城県龍ケ崎市)、「西川口店」(同埼玉県川口市)、「川崎港町店」(同神奈川県川崎市)、「姉崎店」(同千葉県市原市)、「尾張旭店」(同愛知県尾張旭市)で、いずれも2025年1月から2月ごろに閉店する予定。今回の5店舗で、昨年削減することを発表したした33店舗すべてが決まった形となる。
イトーヨーカ堂は2024年2月期決算で、4年連続で最終赤字となるなど業績の不振が続いている。

理研ビタミン タイとベトナムに改良剤の販売子会社設立

理研ビタミン(本社:東京都新宿区)は8月28日、シンガポールを拠点とし、改良剤を手掛ける100%子会社RIKEVITA(SINGAPORE)PTE.LTD.(以下、リケビタ・シンガポール)が、タイおよびベトナムに販売子会社を設立すると発表した。
設立するRIKEVITA THAILAND CO.,LTD.(所在地:タイ・バンコク都)の資本金は1,000万タイバーツ(約4,200万円)。RIKEVITA VIETNAM CO.,LTD.(所在地:ベトナム・ホーチミン市)の資本金は30億ベトナムドン(約1,700万円)。いずれも食品用および化成品用改良剤を手掛ける。出資比率は両社ともリケビタ・シンガポール60%、理研ビタミン40%で、両社とも2025年1月設立する予定。

「日本橋 天丼 金子半之助」2025年バンコクにタイ1号店

人気飲食店、つけ麺「つじ田」や「日本橋 天丼 金子半之助」「中華そば専門 田中そば店」など飲食店チェーンをグループで運営するオイシ−ズ(所在地:東京都千代田区)は8月29日、「日本橋 天丼 金子半之助」のタイ出店に向け、タイ財閥サハグループの傘下企業とライセンス契約を結んだと発表した。2025年にバンコクにタイ1号店を出店する計画。日本橋 天丼 金子半之助は8月現在、日本国内17店、海外16店(米国、カナダ、香港、フィリピンなど)の計33店を展開している。

イタリア 万博で紀元2世紀「ファルネーゼのアトラス」展示

イタリアは8月29日、東京都内で2025年大阪・関西万博の展示内容について発表し、西暦150年ごろにつくられた、世界的な文化遺産として知られる「ファイルネーゼのアトラス」をパビリオン内で展示することを明らかにした。ファルネーゼのアトラスは、ギリシャ神話の神「アトラス」が体を丸めて天球儀を肩に担ぐ力強い男性の大理石の彫刻像(高さ2m、重さ2トン)。同像が日本で展示されるのは初めてという。

「東京おもちゃショー」開幕 国内外から3万5,000点展示

東京・江東区の東京ビッグサイトで8月29日、国内最大級のおもちゃの展示会「東京おもちゃショー」が開幕した。会期は9月1日までの4日間。AIなど最新のデジタル技術を活用した商品など、国内外のメーカーのおよそ3万5,000点が展示されている。
日本玩具協会によると、昨年度の国内のおもちゃ市場規模は前年度比7%増の1兆193億円となり、初めて1兆円を超えている。

死後1カ月以上で発見「孤独死」今年半年で3,936人

警察庁のまとめによると、今年6月までの半年間に全国の警察が遺体の検視や調査を行った10万2,965人のうち、およそ3割が自宅で発見された1人暮らしの人で、死後1カ月以上経過して見つかった「孤独死」や「孤立死」の人も3,936人と4,000人近くに上っていたことが分かった。
自宅で発見された1人暮らしの、およそ3割にあたる3万7,227人を年代別にみると、85歳以上が7,498人で最も多く、75〜79歳が5,920人、70〜74歳が5,635人などとなっており、65歳以上の高齢者が全体の7割以上を占めている。
死亡してから発見されるまでの経過日数では、1日以内が最も多かった一方、31日以上経過していた人が合わせて3,936人に上り、驚くことに1年以上経過していた人も130人いた。