パリ五輪 日本の金メダル20個で米・中に次ぎ世界3位

パリオリンピックで日本の選手団が獲得したメダル数は計45個(うち金20個、銀12個、銅13個)となり、金メダル数および総個数で海外大会として、過去最多となった。また、金メダル20個は米国・中国(核40個)に次いで世界第3位だった。とりわけ、レスリング、フェンシング、柔道などで日本選手の健闘が目立った。

男子65㌔級 清岡幸太郎, 女子76㌔級で鏡優翔が「金」

パリオリンピックのレスリングフリースタイル決勝が8月11日行われ、男子65キロ級で清岡幸太郎(23)、女子76キロ級で鏡優翔(22、かがみゆうか)がそれぞれ優勝、金メダルを獲得した。日本女子初の最重量級での金メダル獲得の快挙を達成した。この結果、日本レスリング女子は全6階級でメダル(金4個、銅2個)を獲得した。

ブレイキン「金」期待の半井重幸 メダル獲得ならず

パリオリンピックの新種目ブレイキン男子・3位決定戦が8月10日、コンコルド広場で行われた。金メダル候補として期待されていた半井重幸(22、ダンサー名・SHIGEKIX)は昨年の世界選手権王者のアメリカ・ビクターと対戦し、0−3で敗れメダル獲得はならなかった。
ブレイキンについて、SNSでは「みてて楽しい。ただ、判定はよう分からん」との声が挙がっている。

レスリング女子62㌔級で元木咲良が「金」日本勢6個目

パリオリンピックのレスリング女子62キロ級で8月10日、決勝が行われ日本の元木咲良が金メダルを獲得した。ウクライナのイリーナ・コリャデンコに12−1でテクニカルスペリオリティー勝ちした。この結果、レスリング日本勢の金メダルは6個となり、前回と1964年の東京大会の5個を上回り、過去最多となった。

25年万博会場のシンボル”リング”8/21にもつながる見通し

2025年万博の会場のシンボルとして、344億円をかけて建設が進められている「大屋根リング」が8月8日、床や梁などの構造部分が繋がり、21日にもリングとして1周が繋がる見通しとなった。1周およそ2km、外側の高さが20m、完成すれば世界最大級の木造建築物となる予定。博覧会協会は当初計画では9月下旬としていたが、1カ月前倒しの完成となる。

住友林業 東京都と無花粉スギの生産事業化で協定書締結

住友林業(本社:東京都千代田区)は8月8日、東京都と7月23日、「無花粉スギの生産事業化に向けた協定書」を締結したと発表した。
国立研究開発法人森林総合研究所や新潟大学などが開発した無花粉スギの苗木の量産技術を参考に組織培養で無花粉スギを増殖する。従来の挿し木や種を蒔いて育てる増殖法と比べ、高効率に無花粉スギを増殖する技術を実用化。今後、東京都や都内の苗木事業者と連携して年間10万本の苗木を生産する体制を構築し、2030年ごろに本格的な無花粉スギの苗木生産の事業化を目指す。