元日年賀郵便配達4.9億枚 3年で半減”年賀状じまい”加速

日本郵便は1月1日、2025年元日に全国で配達する年賀状などの年賀郵便物数(速報値)は4億9,052万枚で、前年比34%減少したと発表した。年賀郵便の元日の配達数は、2011年には20億枚を超えていた。近年でも2022年に10億枚だったことから、わずか3年で半減したことになる。
昨年秋、郵便料金を大幅に引き上げた影響で、”年賀状じまい”が加速しているとみられる。

能登地震の海岸隆起 輪島市で最大5.5m 断層がずれ動いた

富山大学や東京大学地震研究所などの研究チームによると、2024年元日発生した能登半島地震で起きた海岸の隆起は、石川県輪島市で最大およそ5.5mに達していたことが分かった。
海岸隆起は志賀町から珠洲市にかけてのおよそ80kmの範囲で確認された。とくに大きかったのが輪島市門前町吉浦でおよそ5.5m、珠洲市長橋町でも3m近く隆起していた。これだけ隆起の規模が大きくなったのは、活断層からの距離が近かったことに加え、断層が大きくずれ動いたことが影響したと指摘している。研究チームによる調査は1月から6月にかけて能登半島北岸100地点で実施された。

海賊版サイト被害急増 漫画”ただ読み”過去最悪の1,500億円分

出版社や通信事業者などでつくる海賊版対策団体「ABJ」のまとめによると、インターネットに日本の漫画などを無断掲載する海賊版サイトの被害が急増しいる。11月は上位サイトの1カ月間のアクセス数が過去最悪の約5億4,000万に上り、紙の本に換算した”ただ読み”された額も、過去最悪の約1,500億円分だったことが分かった。海賊版サイトは現在、1,200社ほど確認されており、ほとんどの運営者はベトナムなど海外にいるとみられ、摘発が進んでいない。

御堂筋イルミネーション 万博中も点灯 実行委が方針

御堂筋の街路樹をライトアップする「御堂筋イルミネーション」について、大阪府・市やや経済団体でつくる実行委員会は、2025年は大阪・関西万博の会期中(4月13日〜10月13日)にも点灯する方針を固めた。万博では国内外からおよそ282万人の来場者が見込まれており、大阪の魅力発信につなげる。
御堂筋イルミネーションは例年11〜12月ごろに実施されている。今年は11月3日から12月31日までの予定で、毎日午後5〜11時ごろに阪神前交差点ー難波西口交差点(約4キロ)の区間をライトアップしていた。

大納会 3万9,894円 35年ぶり最高値 24年下落・上昇幅最大

東京株式市場は12月30日、2024年最後の取引となる大納会を迎え、日経平均株価(225種)の終値は前週末比386円62銭安の3万9,894円54銭で、35年ぶりに年末株価の最高値を更新した。2024年は7月に初めて4万円台をつけたほか。株価乱高下で史上最大の下落幅・上昇幅を更新するなど記録ずくめの1年となった。

技能実習生など外国人労働者の14%トラブル抱える 厚労省

厚生労働省は12月26日、技能実習生や特定技能、永住者ら日本で働く外国人労働者について、就職・転職状況や賃金など労働実態に関する初めての調査結果を公表した。この結果、外国人労働者の14.4%が、紹介費用や仕事内容などを巡って、トラブルを抱えていたことが分かった。
調査は2023年10〜11月に行い、労働者1万1,629人と雇用する3,534事業所から回答を得た。労働者の在留資格別では技能実習が最多の22.8%、永住者が18.9%、特定技能が11.9%だった。
まず就労上のトラブルの有無を尋ねると、14.4%が「ある」と回答。内容別(複数回答)では「紹介会社(送り出し期間含む)の費用が高い」が19.6%で最も多かった。次いで「説明以上に高い日本語能力を求められた」(13.6%)、「仕事内容について説明がなかった」(7.3%)など、受け入れ事業所側の説明の不備を訴える回答も目立った。
月の平均賃金は26万7,000円で、特定技能が23万2,000円、技能実習が20万4,000円。大学の研究職や経営者など高度専門職は60万円で頭抜けて高かった。
事業所が外国人を雇用する理由(複数回答)は「労働力不足の解消・緩和」が64.8%で最多。雇用上の課題では、「日本語能力等のためにコミュニケーションが取りにくい」が44.8%で突出して多かった。
外国人労働者の43%就職・転職の方法として、SNSを含む「知人・友人」を挙げており、ハローワークを利用したのはわずか3.9%にとどまっている。

11月 有効求人倍率1.25倍, 完全失業率2.5%でいずれも横ばい

厚生労働省は12月27日、11月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から横ばいの1.25倍だったと発表した。新規求人倍率(同)は前月を0.01ポイント上回る2.25倍。
一方、総務省が同日発表した労働力調査によると、11月の完全失業率(同)は前月から横ばいの2.5%だった。完全失業者数(同)は前月比1万人増の172万人、就業者数(同)が同10万人増の6,808万人だった。

フォーエバーヤング 東京大賞典制す 3歳でダート王に

国内で今年最後の競馬のG1レース、第70回東京大賞典(2000mダート、地方・中央交流戦)が12月29日、東京都内の大井競馬場で行われた。断然の1番人気に支持されたフォーエバーヤング(牡3歳、坂井瑠星騎乗)が道中2番手につけ、ゴール前、悠々抜け出し、盤石の強さをみせ優勝した。2着にウィルソンテソーロ(牡5歳)、3着にラムジェット(牡3歳)が入り、中央勢が上位を独占した。
フォーエバーヤングは今年、海外遠征で歴戦。中東の重賞を制したほか、ダートレース世界最高峰のブリダーずカップクラシック(米G1)で接戦、惜しい3着に入るなど海外でも活躍した。来年も中東のG1レースなど海外に遠征する予定。