イオンウエルシア九州 生鮮品まで揃える調剤の出店推進

イオン九州と、イオン傘下のドラッグストア国内最大手ウエルシアホールディングス(HD)の共同出資によるイオンウエルシア九州(所在地:福岡市)は、調剤薬局の機能を備えたドラッグストアと生鮮食品や日用品まで品揃えスーパーを融合した業態「ウエルシアプラス」の出店を強化、推進する。
同店舗の出店場所は駅前ではなく、利用者の生活圏、住宅地に近い郊外が中心。調剤で訪れた顧客が、日々の買い物を同時に済ませられる利便性に配慮したものだ。同社はウエルシアプラスを2023年4月に福岡県大野城市に初出店し、同県朝倉市や熊本市などで現在5店舗を展開しており、2030年に売上高1,800億円を目指す。

米テスラ タイに進出, 生産施設建設で現地政府と協議

ロイター通信などによると、米電気自動車(EV)大手テスラが、タイ政府とEVや車載電池などの生産施設建設に向けて、競技していることが3月6日、分かった。タイはEV産業を成長戦略の柱と位置付けている。テスラの誘致が実現すれば、東南アジアにおけるEVの生産・輸出の拠点化が一段と進む見通し。

スウェーデン NATOに正式加盟 米政府発表 32カ国目

米国およびスウェーデン両政府は3月7日、スウェーデンが米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟したと発表した。2月26日、ハンガリー議会の承認を得て全メンバー国の承認手続きを終え、このほど所定の加盟手続きを完了させた。NATOへの新規加盟は2023年4月のフィンランド以来で、スウェーデンは32番目のメンバー国となった。

23年生活保護申請12カ月連続増で最長, 受給世帯も最多

厚生労働省によると、全国の生活保護の利用申請が、2023年12月は1万8,695件となり、前年同月に比べ988件(5.6%)増加した。前年同月水準を上回るのは12カ月連続。賃金増を上回る物価高が影響しているためとみられる。生活保護受給世帯は全国で165万3,778世帯で、前年同月より7,092世帯(0.4%)増え過去最多を更新した。

DIC インド子会社が新工場コーティング用樹脂能力3倍に

DICは3月5日、インドの子会社、IDEAL PLAST PRIVATE LTD.(アイディール ケミプラスト プライベートリミテッド、所在地:インド・マハラシュトラ州、以下、IDEAL社)が、自動車用塗料やインフラ建設に使用するコーティング用樹脂の生産工場として2月に新たに開所し、本格稼働を開始したと発表した。新工場の敷地面積は4万8,500㎡。これにより、コーティング用樹脂の生産能力を現行の約3倍に増強し、インドを含む南アジア・中東地域のコーティング用樹脂のさらなる拡大を目指す。

トヨタ プライムアースEVエナジーを完全子会社化

トヨタ自動車は3月5日、車載用電池の量産体制を強化するため、パナソニックホールディングスとの間で、合弁会社プライムアースEVエナジー(以下、PEVE)を完全子会社化することで合意したと発表した。3月下旬に完全子会社化する予定。
PEVEは現在のハイブリッド車(HEV)用電池に加え、電気自動車(BEV)用、プラグインハイブリッド車(PHEV)用電池も含めて生産する予定。

東大とJERA カーボンフリー電力の社会実装で基本合意

東京大学院(所在地:東京都文京区)とJERA(本社:東京都中央区)は3月5日、デジタルとエネルギーを組み合わせたカーボンフリー電力の社会実装に向けた取り組みを共同で推進していくことで基本合意書を締結したと発表した。
両者はこれまで学術領域で研究・実証されてきた各種予測・最適化技術、ブロックチェーンに関わる知見を活用し、日本では初の試みとなる24/7カーボンフリー電力(毎日24時間・毎週7日間、年365日CO2を排出しない電力)のトラッキング・証明やP2P電力取引(個人や小規模事業者間で電力を直接取引することを可能にするシステム)等を組み合わせた研究・社会実装で相互に協力していく。

塩野義 コロナ治療薬「ゾコーバ」通常承認を取得

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は3月5日、新型コロナウイルス感染症の治療薬「ゾコーバ」について、厚生労働省より通常承認を取得したと発表した。これにより、重症化リスク因子の有無にかかわらず幅広い治療に使用が期待される。1年余りの90万人以上の患者の安全性に関するデータにより、症状改善、抗ウイルス効果などが確認された。
ゾコーバは国産初の新型コロナの飲み薬として2022年11月、軽症・中等症患者向けの治療薬として緊急承認を取得。ただ、緊急承認のため使う際、文書による患者の同意書の手続きを経る必要があった。

高野山観光「入山税」検討 高野町 オーバーツーリズムで

世界遺産、高野山がある和歌山県高野町は3月5日までに、観光客から徴収する「入山税」などを想定した法定外税を、2028年度までに導入する方針を明らかにした。増え続けるインバウンドを中心とするオーバーツーリズム(観光公害)対策に活用する考えで、税額などは今後調整を進める。
同町によると、高野山を訪れる観光客は年間約150万人に上る。これに伴う駐車場やトイレの維持管理費は年間4,000万円を超えているが、これまでは町と高野山真言宗総本山金剛峯寺が負担してきた。

桜開花予想 3/19からトップは東京, 広範囲で平年より早い

民間気象会社ウェザーニューズ(所在地:千葉市)は3月6日、今年の桜(ソメイヨシノ)の開花予想を発表した。全国トップは東京都心部の3月19日。以降、21日に福岡、広島、名古屋、22日に高知、23日に大阪、27日に金沢、30日に仙台、31日に新潟などと続く。
今年の開花は九州、四国は平年並みだが、その他の広い範囲で平年より早い。地域によっては平年より1週間以上早く満開になるところもあるとしている。