ニューヨーク外国為替市場は7月31日、円を売ってドルを買う動きが進み、円相場は一時、およそ4カ月ぶりに1ドル=150円台後半まで値下がりした。
これは日銀の植田総裁の、早期の追加利上げがないことを示唆する発言に加え、トランプ大統領の速やかな利下げ要請にもかかわらず、FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が早期の利下げに慎重な姿勢を崩さなかったことで、当分日米の金利差が縮まりにくい状態が続くとの観測が広がったため。
大阪の訪日外客 25年1〜6月23%増, 最多の847万人
米 温室効果ガス規制の根拠取り消し提案 世界の流れに逆行
トヨタ1〜6月世界販売515万台 4年ぶり過去最高, HV好調
東京地裁 旧統一教会本部の土地仮差し押さえ 元信者申し立て
カムチャッカ半島付近でM8.8の巨大地震 列島に津波警報
気象庁によると、7月30日午前8時25分頃、ロシアのカムチャッカ半島付近を震源とするマグニチュード(M)8.8の巨大地震があった。
これにより、根室、十勝など北海道太平洋沿岸部、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、伊豆諸島、相模湾・三浦半島など日本列島の全国沿岸部の幅広い地域に、最大3mの津波警報および津波注意報が出された。岩手県の久慈港で1.3mの津波を観測した。総務省消防庁によると、30日午後0時半時点で21都道県で207市町村の190万人超が避難指示の対象となった。
米国地質調査所(USGS)はカムチャッカ半島、ペトロパブロフスク・カムチャツキーの東南東119kmの沖合を震源としている。また、ロシアのタス通信はカムチャッカ半島のエリゾフスキー地区で3〜4mの津波を観測したととの当局者の話を伝えている。