PMDA 初の海外拠点, アジア事務所をタイ・バンコクに設置

医薬品医療機器総合機構(PMDA)は8月7日、初の海外拠点となるアジア事務所をタイの首都バンコクに7月1日付で設置したと発表した。薬事承認や安全対策といったノウハウや経験を伝え、アジア各国に日本の薬事規制の基準を活用してもらうのが狙い。各国と連携し、アジアで薬事承認を目指した臨床試験(治験)も進める。

オートバックス タイに新たに3店舗出店し95店舗体制に

オートバックスセブン(本社:東京都江東区)は8月6日、タイ国内におけるエリアフランチャイズ契約を締結しているサイアム・オートバックスが、7月にプリラム県、コンケン県など3カ所に新たに出店したと発表した。この結果、タイにおけるオートバックス店舗は95店となる。
オートバックスの海外グループ店舗は台湾6店、マレーシア5店、シンガポール2店、フィリピン6店、フランス8店を合わせ計122店舗となった。

タイ 24年自動車生産170万台へ見通しを下方修正

タイ工業連盟(FTI)は7月25日、2024年のタイ自動車生産台数の見通しについて、従来の190万台から20万台少ない170万台に下方修正したと発表した。これは、新型コロナウイルス禍に見舞われた2021年の168万台に匹敵する落ち込み。このうち、国内向けを当初の75万台から55万台に下方修正している。

カシオ, 丸紅がタイで太陽光発電事業活用し脱炭素推進

カシオ計算機(本社:東京都渋谷区)は7月24日、海外生産拠点のカシオタイ(本社:タイ・ナコンラチャシマ県)が、丸紅クリーンパワーアセット2タイランド(本社:タイ・バンコク)と太陽光発電事業に関する民間電力購入契約を締結したと発表した。今回の契約では、丸紅クリーンパワーアセット2タイランドが設備の設置や保守・運用を管理し、カシオタイは設備投資や管理費を負担することなく、クリーンエネルギーを利用できる。
今後はカシオタイの工場屋上に太陽光発電システムを設置し、2025年2月から同工場で999.18KWPに及ぶ再生可能エネルギー由来の電力を本格的に活用する予定。これにより、カシオタイで使用する総電力量約1万2,164KWhの約10%が再生可能エネルギー由来の電力となり、年間約618トンのCO2排出量の削減を見込んでいる。

ゲオHD バンコク「セントラルワールド」に8/1 タイ2号店

ゲオホールディングス(本社:名古屋市中区)は7月22日、タイ現地法人、2ND STREET THAILAND(セカンドストリート、正式名称:2nd STREET(THAILAND)COMPANY LIMITED(本社:タイ・バンコク)が8月1日、バンコクのショッピングモール「センタラルワールド」にタイ2号店をオープンすると発表した。
現在、セカンドストリートは日本国内には約800店舗、海外では4カ国で展開中。海外店舗は2024年6月末時点で米国37店舗、マレーシア19店舗、台湾30店舗を運営している。

伊藤忠エネクス 自家消費型太陽光発電をCKD Thaiに導入

伊藤忠エネクス(本社:東京都千代田区)は7月17日、グループ会社のITC ENEX(Thailand)Co.,Ltd.(以下、IET)が、CKD(本社:愛知県小牧市)のグループ会社、CKD Thai Corporation Ltd.(所在地:タイ・チョンブリ県)へ自家消費型太陽光発電サービスを導入したと発表した。このサービスは、顧客企業が保有・管理する工場や倉庫の屋根にIETが太陽光発電設備を設置・保有し、発電した電気を自家消費してもらうサービス。これにより、顧客企業が取り組むカーボンニュートラルの活動に寄与する。今回CKD Thaiに導入する太陽光発電容量は46万1,680KW、CO2を年平均279トンの削減を見込んでいる。

荏原 タイ事業拡大へグループ2会社を合併, 統合

荏原製作所(本社:東京都大田区)は7月19日、タイで展開するグループ2会社を合併、統合したと発表した。Ebara(Thailand)Limitedを存続会社とし、Ebara Thermal System(Thailand)Co.,Ltdを消滅会社とした。これにより、両社の強みとリソースが統合され、技術力とノウハウを結集することで、より高度な製品とサービスの提供が可能になるとしている。タイ国内における荏原グループのブランド力および競争力を向上させ、さらなる事業拡大を図る。

三菱電機 タイの電子デバイスのForth EMSと防衛分野で協業

三菱電機(本社:東京都千代田区)は7月17日、タイの電子デバイス、プリント基板等の製造企業、Forth EMS Public Company Limited(本社:タイ・バンコク、以下、Forth EMS)と三菱電機が製造する、警戒管制レーダーに使用される送受信モジュールの共同生産体制の構築に向け、覚書(MOU)を締結したと発表した。
この覚書に基づき共同生産に向けた協業体制の構築と、両社の役割分担を検討する。将来的にForth EMSの電子機器製造に関する技術力と経験を活用し、警戒管制レーダー用送受信モジュールの共同生産を行うことで、三菱電機」防衛事業のサプライチェーン強化を目指す。

ホンダ タイの車工場25年までに統合 エンジン車見直し

ホンダ(本社:東京都港区)は7月9日、四輪車製造販売子会社ホンダ・オートモービルが運営する、タイに2カ所ある自動車生産工場を2025年までに統合する方針を明らかにした。タイ・アユタヤ工場のの生産を終了し、中部のプラチンブリ工場に一本化する。これにより、同社のタイにおける自動車の生産能力は現行の27万台から5割以下に減少する見込み。
タイでは中国メーカーの積極的な参入を受けて、電気自動車(EV)の普及が始まり、主力のエンジン車の販売が落ち込んでいることから、エンジン車の生産体制を見直す。