ニデック タイ サーバー用水冷モジュール能力10倍に拡大

ニデック(本社:京都市南区)このほど、サーバー用の水冷モジュールを生産中のタイで、CDU(Coolant DistributionUnit)の生産ラインを増強し、生産能力を現在の月産200台から6月までに同2,000台に拡大すると発表した。今回のCDU生産能力の増強は、北米のAIサーバーメーカー、Supermicro社への採用を受けたもの。同社と共同開発した100〜250KWの製品を、既存ラインを増居yしたタイのアユタヤ工場で生産する予定。
水冷モジュール市場は今後も成長する見通しで、ニデックは将来的に生産能力を月産3,000台へ拡大することを視野に入れている。

日置電機 タイに販売子会社設立 ブランドの浸透図る

電気計測器の開発・製造・販売を手掛ける日置電機(本社:長野県上田市)はこのほど、タイ・バンコク市に販売、市場調査、顧客サポート、アフターサービスなどを担う子会社を設立したと発表した。タイの電気計測器市場の深耕を進め、HIOKIブランドの浸透を図るとともに販売網を構築し、顧客の拡大に努める。
新会社「HIOKI ELECTRIC(THALAND)CO.,LTD.」の資本金は2,000万」タイバーツ(約8,200万円)で、日置電機が99%、100%子会社の日置フォレストプラザが1%を出資する。2024年6月に稼働開始する予定。

外国人の23年タイ・マンション購入1.4万戸 最多は中国人

タイ政府住宅銀行(GHB)不動産情報センター(REIC)によると、2023年に外国人が購入したタイ国内のマンションは前年比25%増の1万4,449戸、購入総額で同23.5%増の731億6,100万バーツ(約3,000億円)だった。
購入戸数の上位を国籍・地域別にみると、最多は中国人6,614戸(全体の45.8%)、2位ロシア人1,260戸、3位米国人631戸、4位ミャンマー人564戸、5位台湾人532戸、6位英国人486戸、7位フランス人484戸、8位ドイツ人474戸、9位オーストラリア人271戸、10位日本人266戸。

あいHD 子会社アイグリーズがタイに子会社設立 販売拠点

あいホールディングス(本社:東京都中央区)は4月1日付で連結子会社アイグリーズがタイ・バンコクに現地法人Ai-Glies(Thailand)Co.,Ltd.(以下、Ai-Glies社(タイ))を設立したと発表した。資本金は500万タイバーツ(約2,000万円相当)。空調に特化した節電・省エネシステムAi-Gliesシリーズ製品を東南アジア地域で販路拡大する。まずタイで販売開始し、さらに今後ベトナムに進出していく予定。

ユナイテッドアローズ 6月中旬バンコクにタイ1号店

ユナイテッドアローズ(本社:東京都渋谷区)はこのほど、グローバル展開拡大の一環として6月中旬にタイ・バンコク都心部の商業施設「エムスフィア」にタイ1号店を出店すると発表した。新店舗「ユナイテッドアローズ エムスフィア」はフランチャイズ店で、店舗面積は195㎡。

JR東日本 タイ国鉄へ中古車両キハ40・48形 計20両を譲渡

JR東日本は4月3日、秋田総合車両センターに所属していた中古車両、キハ40形およびキハ48形合計20両を3月27日、タイ国鉄(SRT)へ譲渡したと発表した。タイ国鉄への車両譲渡は同社としては初めて。今後も引き続きタイ国鉄との関係強化および事業機会拡大を目指す。
公益財団法人東日本鉄道文化財団では、1993年からアジア諸国の鉄道業に従事する若手幹部候補生を対象とした「JR Eastフェローシップ研修」を実施。これまでに計49名のタイ国鉄職員を

ソニー タイの半導体工場新棟稼働 2,000人の雇用創出

ソニーセミコンダクタソリューションズは3月28日、タイ法人でイメージセンサー(画像センサー)の後工程などを手掛けるソニーデバイステクノロジー(タイランド)が、新工場の竣工式を執り行ったと発表した。ソニーデバイステクノロジー(タイランド)は、タイ中部パトゥムタニ県バンガディ工業団地の半導体工場に新棟「4号棟」を建設し、2月から生産ラインを稼働している。主な生産品目は車載用イメージセンサー、ディスプレイデバイス、データセンター向け半導体レーザー。
敷地内ではすでにスマートフォン向けの半導体施設があるが、ここを拡張する形で新工場(新棟)を整備したもの。今後、約2,000人の雇用創出を見込む。

東京交響楽団がタイ・バンコクで演奏会 名曲次々と披露

日本を代表するオーケストラの一つ、東京交響楽団が3月22日、タイの首都バンコクで特別演奏会を開いた。これは、東南アジアで音楽を通じた交流を行う「アジア・プロジェクト」の一環で、タイを拠点に展開する。演奏会では国内外で活躍する大友直人さんが指揮者を務め、シベリウスの「バイオリン協奏曲」などクラシックの名曲を次々と披露した。東京交響楽団は2024年2月、タイの交響楽団や大学との協力協定を結んでいる。

JR夜行急行「はまなす」車両 改装されタイで観光列車に

JR北海道で役目を終えた夜行急行列車「はまなす」車両が、タイ国鉄で全面改装され「ロイヤル・ブロッサム」と名付けられ、豪華な観光列車に生まれ変わった。今後、タイ国鉄が各地の観光地を巡るツアーに活用される。車内は明るい色の木材を使って和風の雰囲気を醸し出されている。高級感あふれる内装も特徴で、柔らかな生地を使ったソファ、シートも座り心地のよさをうかがわせる。はまなすは、北海道新幹線が開業する前、札幌と青森間で夜行急行として運行されていた。

大阪・関西万博 タイのパビリオンテーマは「免疫力」

大阪・関西万博に出展するタイは3月13日、保健省のチョンナン・シーケオ大臣などの出席のもと、大阪市内でパビリオンの概要を発表した。テーマは「免疫力」。
タイの伝統行事や食文化、生活様式から生まれた医療や公衆衛生の進化の過程などを紹介する。館内では、免疫力を高める食品の試食もできるようにするという。パビリオンは特徴的な形の木造の屋根が設けられ、建物の前には繁栄と長寿の象徴でもある木製のゾウのモニュメントが置かれる。