金利5.75%で14カ月連続据え置き 13年度GDP下方修正
インドネシア中央銀行は4月11日の理事会で、政策金利を14カ月連続で5.75%に据え置くことを決めた。同国では3月のインフレ率が中銀の目標(3.5~5.5%)を上回る5.9%に上昇。また、通貨ルピア安による輸入物価の上昇圧力も強まっている。しかし、今後は一時的に品薄になった食材なども供給が増えることで物価は制御できるほか、インフレ圧力は将来的に緩和するとし、一部で予想された金利の引き上げは、現時点では時期尚早と判断した。
2013年の国内総生産(GDP)伸び率見通しは6.2~6.6%とし、前回予想の6.3~6.8%から下方修正した。第2・四半期のGDP伸び率は6.2%程度と予想している。