中国の不動産投資減速 1~8月伸び率縮小続く
中国国家統計局が9月13日発表した8月の主要経済指標によると、今年1~8月の不動産開発投資は前年同期比3.5%増にとどまった。リーマン・ショックの影響で落ち込んだ2009年1~2月(1.0%増)以来の低水準となった。活況期には30%台の増加も珍しくなかったが、14年から伸び率の縮小が続いている。
中国の景気減速の大きな原因の一つとなっている投資の伸び悩みが収まっていない。住宅の新規着工面積が17.9%減と大幅に落ち込んだ。国家統計局は地方中小都市で住宅の売れ残り物件が多いと分析している。