中銀が金利6%に ルピア安食い止めへ2年4カ月ぶり引き上げ
インドネシア中央銀行は6月13日、月例の役員会を開き、国内ルピア金利の指標となるべき中銀レート(政策金利)を5.75%から0.25%引き上げ6.00%にすると発表した。利上げは2011年2月以来、2年4カ月ぶり。中銀レートは2012年2月に6%から5.75%に利下げされて以降、据え置かれていた。
ルピア安が進行し、1米ドル=1万ルピア台を付ける状況を受け、中銀は6月11日には翌日物銀行間取引金利(FASBIレート)を4.25%に引き上げていた。市場の予想では、中銀レートは据え置きとの見方が強かったが、利上げを決断し、中銀がルピア安を食い止める意思を強く示す形となった。