西ヌサトゥンガラ州に放牧施設完成 日本政府の草の根協力
西ヌサトゥンガラ州スンバワ県モヨフル郡レセン村内のミトラ・アバディ牧場に、日本政府が草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みを通じて支援した放牧施設が、このほど完成した。プログラム名は「西ヌサトゥンガラ州スンバワ県における貧困畜産農家に対する貧困削減計画」で、支援額は9万7670㌦(919万円)。
在インドネシア日本大使館によると、同州は畜産業が盛んだが、やせ細った肉牛が多いなど生産状況を改善する必要があるという。同県5村に水供給資材村、牧草地および放牧地5㌶を整備、牧草用倉庫などを建設。畜産農家に対しては肉牛の飼育方法などを指導する研修を実施した。6月12日の完成式典では牛尾滋公使、スンバワ県知事代理らが出席し、完成を祝った。