2月中国製造業景況感 4年3カ月ぶり低水準に

2月中国製造業景況感 4年3カ月ぶり低水準に

中国国家統計局と中国物流購入連合会が3月1日発表した2月の製造業購買担当景気指標(PMI)は49.0と前月から0.4㌽悪化した。
鉄鋼など主要な製造業の設備過剰が重荷となり、2011年11月以来、4年3カ月ぶりの低水準となった。
景気判断の節目となる50を下回るのは7カ月連続で、中国景気の下振れ圧力の強さが鮮明だ。輸出に限った新規受注指数は47.4と50を大きく下回り、国内外ともに需要の鈍さを示した。
PMIは製造業3000社へのアンケート調査から算出し、受注や生産などについて50を上回れば拡大、下回れば縮小を示す。2月は景気の先行きを示す新規受注指数が48.6と前月から0.9㌽低下し、大幅に下落した。