JICA ネパールの生活用水水質・給水改善に資金贈与
国際協力機構(JICA)は2月15日、ネパール政府との間で「ポカラ上水道改善計画」を対象として48億1300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結した。これにより、ポカラ市および周辺の浄水施設、配水池、導・送・排水管、給水メーターを整備する。
ポカラ市はネパール第2の都市として人口約25万人(2011年)を抱え、年間23万人(2010年)の観光客が訪れる同国最大の観光都市だ。しかし、現在同市には浄水場がなく、また敷設されている排水管の老朽化や不適切な配置により、水道水の水質管理や給水頻度等の面で多くの深刻な課題を抱えている。