3年10カ月ぶり5ケタ台 1米ドル=1万ルピア台に下落

3年10カ月ぶり5ケタ台 1米ドル=1万ルピア台に下落
 通貨ルピア相場が7月15日、遂に1米ドル=1万ルピア台に下落した。5ケタ台は2009年9月以来、3年10カ月ぶり。インドネシア中央銀行によると、対米ドルの中値は1米ドル=1万24ルピアで前営業日の9980ルピアから大幅に下落。買値は1万74ルピア、売値は9974ルピアだった。
 中国経済の成長鈍化で東南アジア各国の輸出が大きく減少し、インドネシアにおいても同様に輸出のさらなる減少が懸念される事態となっている。このことがひいては通貨ルピアの下押し要因となり、歯止めの利かないルピア安をもたらしている。