大坂なおみ初優勝 テニス全豪オープン
テニスの4大大会、全豪オープンは1月26日、オーストラリア・メルボルンで女子シングルスの決勝戦が行われ、世界4位の大坂なおみ選手が世界6位のチェコのぺトラ・クビトバ選手にセットカウント2対1で勝ち、優勝した。
対戦相手のクビトバ選手は左利きの選手で、強力なサーブを持ち味に、今大会は6試合連続のストレート勝ちで、決勝に進出していた。
試合は大坂選手のストレート勝ち目前の第2セット、クビトバ選手の猛反撃に遭い、流れがクビトバ選手に傾き5―7で奪われ、セットカウント1-1のタイとなった。大坂選手にとって勝利目前、勝利の女神が掌中から逃げて行ったような極めて嫌な流れになった。
だが、最終の第3セットで大坂選手は冷静さを取り戻し、相手を上回る精度の高いストロークでミスを誘い、再び流れを引き寄せて6-4で取って、勝利を収めた。
大坂選手は昨年の全米オープンに続く4大大会2大会連続2回目の優勝を果たした。この結果、大坂選手は大会後の世界ランキングで男女を通じてシングルスでアジア初の1位になることが確定した。