厚生労働省はこのほど、今年度から新設された在留資格「特定技能」に基づく介護分野の外国人人材の受け入れについて、4月にフィリピンで実施した第1回目の試験結果を公表した。技能試験と日本語試験の双方に合格したのは84人だった。受験者数は113人で、合格率は74.3%となった。技能試験の合格率は83.2%、日本語試験の合格率は85.8%だった。合格者は今夏にも来日し、介護施設などで働き始める見通し。フィリピンでは8月にかけて第5回目までの試験が予定されており、およそ1,000人が受験すると見込まれている。日本政府は向こう5年間で最大6万人を介護分野で受け入れたい考え。