若手元日本留学生のKAJI発足3周年に100人参加
30~40代の若手元日本留学生らが、日本というつながりを生かして機動的に活動できるネットワークをつくりたいとして結成した、インドネシア日本同好会(Komunitas Alumni Jepang di Indonesia=KAJI)は1月26日、2010年1月の発足から3周年を迎えたことを記念する会合を開いた。この会合には元留学生や在留邦人などKAJIメンバーのほか、大使館職員や日本人駐在員など約100人が南ジャカルタの日本食レストラン「鳥元」に集まった。
KAJIは留学という共通点や日本での経験を生かして、ビジネス機会の創出や文化交流、社会貢献など様々な活動を、メンバーそれぞれが率先して展開してきた。その結果、日本に派遣された研修生や日本語の学習者、在留邦人らが現在、メーリングリストに約1600人が参加している。東日本大震災の際には発生2日後から募金活動を始めたほか、昨年は日系企業が集積する西ジャワ州ブカシ県チカランで「桜祭り」を開催している。
今後は、インドネシア人から見た日本の良さを草の根レベルでインドネシア人へ向けて発信するという目標を遂行するために、日本大使館など各機関と連携を深めながら、より具体的な成果を目指して活動を拡大していく方針だ。