工学分野で4大学と日系企業が産学連携の強化図る
国際協力機構(JICA)とインドネシア教育文化省が産学連携の強化を図っている。両者は「ASEAN(東南アジア諸国連合)工学系高等教育ネットワーク事業」を推進している。同事業に参画しているのがインドネシア大学(UI)、バンドン工科大(ITB)、ガジャマダ大(UGM)、スラバヤ工科大のインドネシアの主要国立4大学工学系学部。各種研究テーマごとに研究室を分類し、各研究者の経歴や研究施設の概要もまとめた「研究室ダイレクトリー」を作成。ASEAN域内で遅れをとるインドネシアの大学と日系企業の共同研究や人材育成など、協力関係構築を後押しする。
9月18日には南ジャカルタのスルタン・ホテルで、JICAと教育文化省がセミナーを共催。日本およびインドネシアの企業関係者や大学関係者200人が参加し、インドネシアの企業と大学が工学分野での共同研究や人材育成で産学連携を促進する方法を話し合った。