Jリーグの甲府がインドネシアの”メッシ”に触手
Jリーグのヴァンフォーレ甲府は、山梨県が進めるインドネシアとの交流事業に協力する形で、同国のクラブと提携関係を結ぶ方針だ。選手の獲得も視野に入れ、10月5日から1週間、インドネシア代表のMFアンディク・ベルマンサ(21、ペルセバヤ・スラバヤ)を練習参加させる手続きを進めている。身長162㌢と小柄だが、トリッキーなドリブルを武器にし”インドネシアのメッシ”と呼ばれている。甲府は来季の戦力として獲得を目指す。
同選手の活躍が地元メディアに取り上げられれば、クラブだけでなく、山梨県、甲府市の知名度も上がり、県が目指すアジアからの観光客の流入や農産品の輸出増につながる。東南アジアはサッカーの人気が高いのに、普及活動が盛んではない。甲府はその点に目を付け、インドネシアでのサッカースクールの事業展開を狙う。
JリーグではJ2の札幌コンサドーレがタイ、ベトナムのクラブと提携するとともに、東南アジア出身選手のJリーグ入り第1号として、ベトナムの国民的英雄のFWレコンビン(27)を獲得している。