世界銀行のマルパス総裁は5月19日、新型コロナウイルスによる悪影響で、2020年の世界経済の実質成長率が「マイナス5%になる可能性がある」と危機感を示した。これにより、アフリカをはじめとする「途上国への悪影響は深刻だ」と指摘した。
世界銀行は2020年1月時点で「2.5%のプラス成長」を見込んでいた。その後の世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で一転、大幅な下方修正を余儀なくされた。リーマン・ショックで最悪だった2009年(マイナス1.7%)を、はるかに超える深刻な不景気に見舞われることになりそうだ。