12月の大会に先駆けインドネシアでコマ大戦・模擬大会
じゃかるた新聞によると、全日本製造業コマ大戦協会は12月21日ジャカルタで開催される、海外初となる日本・インドネシア企業による本大会に先駆け、10月23日インドネシアで「模擬大会」を開いた。これは、インドネシア金型工業会(IMDIA)が会員企業のインドネシア人技術者に、試行錯誤して良いものを作る姿勢を学んでほしいと協会に働きかけて実現した。コマ協会の緑川賢司会長がインドネシアを訪れ、東ジャカルタのダルマ・プルサダ大学の学生や会員企業から12人が参加して行われた。集まった約50人が見守る中、静かな”激戦”を制したのは、自動車部品インドカルロ・プルカサのリスキーさん。
円錐形の台の上で直径2㌢以下の2つの回転するコマが対戦、当然先に止まった方が負け。コマは参加企業が自社の威信を懸けて製作したものだ。したがって、このコマ大会は自慢の自社技術をコマに盛り込み、アピールする”見本市”にもなっているというわけだ。この盤上の戦いでは、単に良いコマを作れば勝てるわけではない。投げ手の回す力はもちろん、相手コマとの重量関係によって回す方向を変えるなど駆け引きも重要なる。日本ではすでに2回、全国大会を開催。大手メディアがこぞって取り上げるほど盛り上がりをみせているという。